8月11日(火) リマ最後の日


こんな朝ご飯をしっかり頂くのも今日限り。

ご主人にタクシーを拾っていただき
国立人類学考古学歴史学博物館へ行きます。
(ここでは タクシーは交渉制。ご主人は行き先を告げて料金を確認後
車のナンバーをメモされます。さすがに運転手さん苦笑いですが
こちらは安心して乗ってられますものね)


この博物館は プレ・インカ時代の展示が多い。
特に織物の染色技術が見ものとか。
  

タクシーで来た道が簡単そうだったので 帰りは歩いてみます。
戒厳令時代の名残りは お店や個人住宅の鉄格子。
有無を言わせぬ軍人の横暴は古今東西同じです。
平和ボケと言われても たとえ名ばかりと言われても 軍隊のない日本に生まれてよかったです。

宿の近くのスーパーマーケットに寄ってみました。
とにかく広くてうれしくなっちゃいます。
残念ながら 何も買えません。 今ですらスーツケースがパンパンなのですから。

セビッチェを初体験
酸味がちょっと強いかな、でも私は好き。

真面目なカルロスは時間きっちりに迎えに来てくれました。
午後から半日ツアーです。
  
アルマス広場を取り巻く建物の色は独特の黄色。
ポルテコにヨーロッパの雰囲気が。
カテドラルの装飾はさすが黄金の国ですね。
  
サン・フランシスコ教会はガイドツアーで。
地下のカタコンベで何万体と言われる人骨を見たときは さすがに気持ちのいいものではありません。
お骨になればみんな同じ だと思いましたけど。

中華街やお屋敷街、海岸線と案内してもらいました。
お約束の‘恋人たちの公園’のモニュメント。
大きすぎて笑っちゃいました。

今日の深夜 リマを発ちます。
宿に帰って荷造りです。

干しておいた洗濯物は 丁寧にアイロンがかかって たたんでありました。
ウワッ、申し訳ない。女の子たちにもすっかりお世話になりました。
荷造りは いつものようにのお仕事です。それは見事な詰め込みようです。

私は息子さんの手を借りて 何とか自前のラップトップで生存確認のメールのやりとり。

お夕飯までの間に 香苗さんのもう一つの本業の染色の作品を見せていただきました。
とても奇麗な色合いと柔らかい手触りがのお気に召したようで
珍しく熱心に選んでおりまして セーターとスカーフが旅のお供となりました。
最後の晩餐!?
  
今日の主役は 蟹 です。
カツオのお刺身とお稲荷さんも並びました。
リマは豊富な魚介類にも恵まれていて 料理上手の香苗さんの手でさらに美味しく
食卓を飾ります。

自給率100%、豊富な地下資源、若い人の人口度高し。発展するんだろうな、これから。

ペルーで遭難した日本人の救助活動に来ていらしたエクアドル在住の古いご友人も交えて
飲んで 食べて たくさんお話を伺いました。

気がつくと もうそろそろ出発の時間。
几帳面なカルロスが玄関で待っててくれました。

お互いもう若くはない歳ですから 二度とお会いできないかもしれません。
ご夫妻がずっとお元気でKANTUTAをやってられますよう 心から祈っています。
空港にて
出国税31USDが必要です。
夜のラウンジはほぼいっぱい。お腹もいっぱい。
日付が変わって はい搭乗です。

機内食はお断りして 早々とフラットにして休みました。
こまごまと入れるところはありませんが 一番安眠できたLAN航空。ファンになりました。