8月28日(日)
今日はロンドンへ発つ日。
初めて easy jetを利用するので うまくことが運ぶか凄くドキドキする。
早めに朝食室へ降りたら ばりっとスーツ姿のビジネスマンが慌ただしく食事をしていた。
私たちもぐずぐず出来ない。
空港まで近いらしいけど 勝手が分からないし 万一遅れでもしたら大変、と言うことで
前日 シャトルバスを頼んでおいた。
途中のホテルでもピックアップするので 結構時間がかかる。だからもう利用しないと思うんだけど・・・。
一人旅の日本人女性が乗り込んできた。
大きなスーツケース。 持ち運びに大変だろうに。
我が家は サムソナイトスタイルはもう止めた。何しろ前回、K君が腱鞘炎を起こしてしまったものね!(^^)!
彼女は今日帰国とか。
突然休みが取れたから急遽手配して旅立って来たから 割高になったんですって、でも
少々高くついても この楽しみには変えられないって。ウンウン、よく分かります。
若い人はフットワークが軽くて羨ましい。
クローテン空港はこじんまりしている。
easy jetのカウンターは少し迷ったけど ちゃんと時間内に搭乗券をゲット。
早く手配したから6000円ぐらいでこんなにいい時間の便(10:25)に乗ることができた。ラッキー。
スイスフランをチョコに変えて 搭乗口に向かう。
夏休み中とあって 家族連れが多い。しかも 我先に乗り込んで 席を確保するものだから
奥ゆかしい(?)我々には 少々辛いものがある。
勿論 機内サービスは何もなし。
ご馳走はくっきり見えたドーバー海峡。
ガトウィック空港で “ウエルカム!” とスムーズに迎え入れられた。
citi bankの口座からとりあえず 300ポンド引き出しておく。
紅茶とサンドイッチのお昼を済ませ さて ヘイスティングスへ参りましょうか。
ロンドン近郊の鉄道パスをバリデートしてもらうのに時間がかかって 調べてきた列車に乗り遅れてしまったけど時刻は13時前。まだまだ余裕。
トンブリッジで古い古い列車に乗り換えて ヘイスティングスに到着。
今日の宿は 某掲示板で偶然見つけたB&B Summer fields House
駅から一寸遠いものの 手入れの行き届いた庭に囲まれた綺麗なカントリーハウス。
通された部屋は 採光も風通しも良く しつらえが可愛い。
果物とティーセットの用意がうれしい。
|
|
ヘイスティングス城からの眺め |
真っ黒な建物はかっての網蔵 |
「ヘイスティングスの戦い」で名を馳せた街も今はすっかりリゾート地。
海水浴客とかもめに占領されちゃってる。
丘の上のお城は廃墟と化して緑の広場では子供たちが遊んでいるが
町と英仏海峡を眺めるには一番の場所。
歩行者用道路を行けば 聖クレメントの洞窟へ出る。
さらに下って 教会、博物館へ。
途中でパブを見つけて 本場のギネス初体験。ぬるめだから却って味が良く分かるというんだけれど、
何しろこの暑さ
冷たいのをキューっとやりたい気分じゃない?
オールドタウンでかろうじて16世紀辺りの雰囲気を味わえた。
だけど かもめの落し物がせっかくの家々を汚しているの。
建物の保護より動物愛護かな?
海岸に残るかっての漁師教会や黒い網蔵に 舌平目の漁港として栄えた面影を見ることができる。
勿論今でも漁は続けられているから お店には新鮮な魚が並んでいるのに
レストランの売りは “fish&chips” ばかりがやけに目立つ。
買ってみたいけど 油でギトギトのイメージが強いからどうも手が出ない。
海岸の突堤のようなところに腰掛けて 海水浴を楽しむ人々を眺めて過ごした。
移民に寛大な国だけあって 人種が様々。
アラブ系のグループは男の人だけ水に入り 女の人は砂浜でお留守番。
ターバンを巻いたまま泳ぐ人有り、トップレスで寝転ぶカップル有り、
つかの間の太陽の季節を謳歌しているんだろうね。
不味い、不味いと言われるイギリスの料理。
恐れをなしたわけではないけど ついイタリアンに足が向いた。
かもめの鳴き声に辟易して宿へ退散。
オーナー夫人と大きなワンちゃんに出迎えられた。