魅惑のルシファー&タランテラ♪
2006年 9月30日
      10月1・2日
 
堕天使コムちゃんに魅せられて @n 宝塚大劇場

楽しみなのですが 悲しくもあり・・(゜ーÅ)
コムちゃん(雪組 朝海 ひかるさん)の退団公演が宝塚大劇場で始まりました。。
大劇場までコムちゃんを観劇に行けるのも 数えるほどしかありません。
そして 今回は2泊3日でコムちゃんと雪組 素敵な舞台を堪能して来ました


出発は9月29日の高速バス(このバスも後何回乗車出来るでしょう・・)。。
一眠りすると京都に到着するので 重宝なバスなのです(・∀・)V
毎度の事ですが京都駅に到着するのが5時40分。。
京都から宝塚までは約1時間かかります。
コムちゃんの入待ちは8時30分なので 
駅のトイレでお顔を作って身支度をして! 丁度よい時間となります。
今日は30日 
土曜日で、コム会の総見があるので入待ちも大勢の人がコムちゃんをお迎えしています。

いつも駆け抜けるだけの京都駅
いつか
のんびり来れたらいいなぁ〜♪
会服は緑のパーカー♪
既に大勢の入待ちが・・
花の道では
ローズマリーが満開でした。
オスカル・アンドレも気持ちよさそう♪

今日はコム会総見♪ 
コムちゃんのファンクラブの皆が同じ会服を着て コムちゃんの舞台を観劇します。
チケットの取次ぎも会がしてくれますし、ちょっとしたお土産も付きます♪
今回はルシファーのロゴが入った手鏡です(*^_^*)♪♪

今回の公演では2階席が3回!
1階席が2回!の観劇になります。
いいさ、いいさぁ〜 コムちゃんの舞台を堪能できるだけ幸せだい(っと自分に言い聞かせました)!!
そして 待ちに待った 『堕天使の涙』『タランテラ』が幕を開けたのでした。



公演を終えて。。母は涙涙で(ioi)
本当に素敵な作品です。
『堕天使の涙』は・・
20世紀初頭のパリが舞台。
人間界に現れた堕天使(ルシファー)が、神への憎しみや深い孤独を抱えながら
人間界を彷徨う物語。
コムちゃんとまーちゃん(舞風りらさん)は
妖精のようなコンビさんです。

ルシファーは妖しさと冷たさと虚しさと孤独と・・
 天上では『光の天使』と呼ばれていたルシファーらしい
ピュアさとフェアリーさも兼ね備えていて、素晴らしい作品でした。

ダイジェストをご覧下さい☆
『堕天使の涙』

今回の公演は とってもとても深い内容の公演です。
大人のお話・・っというのかな?

神様に天上界から追放され
神様を憎んでいるけれど、本当は神様に愛されたいルシファー
盲目で過酷な人生を送ってきたリリス(まーちゃん)が
神様に感謝します。。っと言う言葉を聴いて
徐々に心に優しさを取り戻していったルシファー。。
人間は天使になりたいけれど、悪魔になるしかない。。と言う
台詞が心にグサリと刺さりました。

自分に試練を与えた神様を恨みつつ罪にまみれた人間達が
それぞれの罪を抱いて最後に踊りつかれ
その果てに、暗闇の中で十字を切る・・。
神様を恨みつつも、神様に救いを求めてしまう・・
とても悲しくもあり、清らかでもあり。。
十字を切る一人一人を照らすスポットは神様の許しのようにも感じました。

自己中で相手を蹴落としてでも、自分が・・。っという様な堕落した人間が
最後の最後に神様の愛を求めてしまう・・
そんな弱い人間の姿をルシファーは自分と重ねたのではないかなぁ・・っと思いました。

話は変わりますが。。
私の卒業した高校はカトリック系の女子高でした。
高校と修道院が同じ敷地内にあり、シスターが教えて下さる授業もありました。
毎朝 聖書の一説を読み、賛美歌を歌い。
校内の礼拝堂でのお祈り。。
十字を切ってお祈りをすると、
シスターが「私達の願いをお聞き届けくださいませ」っとおっしゃっていました。
今回の雪組の公演を見て 忘れていた事を思い出したような気がしました。
天使になりたいけれど、悪魔になるしかない。。人間。
心では判っていても罪を犯してしまう人間。。
でも 決して悪魔になり切れない人間は 
常に心の中で神様に救いを求めてしまうのではないでしょうか?
かい母の振ればカランコロンと音が鳴るお頭の中で
そんな事を感じえた、とても深く、美しく、清らかなお話でした


レビューの『タランテラ』は・・
“タランテラ”とは中世ヨーロッパで大流行した舞踏病を意味するそうです。
そのルーツをたどり一匹の毒蜘蛛(コムちゃん)が旅をする情景をつづり、
情熱的で神秘的で生命力にあふれたレビュー♪なのです。

コムちゃんは男役ですが マッチョな男=3=3=3的では無く、
中性的な雰囲気を持っている・・妖精?天使??
そんな不思議な魅力に私は魅了されてしまうのです
今回の堕天使役も毒蜘蛛役もコムちゃんしか表現することが出来ない
素晴らしい舞台でした。

ダイジェストをご覧下さい☆
『タランテラ』


お芝居もレビューも歌詞がとて美しくって♪
そして 今回改めて思ったのですが
若い子の中にも素晴らしい歌い手さんが居ました。
そして 踊り手さんも♪
コムちゃん まーちゃん そして時期雪組みトップの水ちゃん(水 なつきさん)の
素敵なダンスに見とれ。。
コムちゃんを送る為の歌い継がれる歌詞が・・涙涙です(ioi)

宝塚を見たことの無い友人が言っていましたが
友人「宝塚って あのカーテンみたいな洋服着るよね!」
かい母「???・・・軍服のお衣装の事だね(-"-;」
友人「それでさ お花畑の中で クルクル廻ってるよね!」
かい母「???」
。。。母も始めはきっとそうでした! こんなイメージだったかも!!
でも 実際に観劇すると現代のお話も多いですし
お芝居は悲恋物も多いです
レビューにいたっては
お花畑でクルクル〜♪の場面も無いとはいいませんが
結構ムーディー(?)な大人の物語りも多いのです。
ロックあり、ジャズあり、アラブあり〜♪

今回の『タランテラ』の中で母が胸キュンになって場面は・・。
「蝶々と蜘蛛」の恋物語。。
蝶と蜘蛛なんて言ったら 食する方と食される方・・。
悲恋でしたぁ〜(ioi)

そんな母の心を捕えた
雪組公演のダイジェストを もう一度 to you〜(^_-)☆
素敵な宝塚☆