Windows 8のマルチブート環境の構築
構築目的
- Windows 8 Professionalのみを対象とし、Internet Explorerのバージョンや
Microsoft Officeのバージョンの組み合わせで、開発プログラムの動作評価
構成要素
- OS :Windows 8 Professional 32bit版と64bit版
- IEのバージョン:10の1種類
- Office :Professional 2010、Professional Plus 2013の2種類
- 言語 :日本語、Englishの2種類
必要となるライセンス
- Microsoft Windows 8 Professional のライセンス 1台分
- Microsoft Office Professional Plus 2013 のライセンス 1台分
- Symantec Ghost(パーティションのコピーに使用)のライセンス1台分
機器構成
- ヒューレットパッカードの8200Elite(メモリー 4GB、ハードディスク 250GB+2TB)
問題点
- 組み合わせは、Office 2007、IE9を含めると34種類となるが、16種類なので問題ない。
- 光ドライブを1台のみとした場合で、ドライブレターはC~Zの21個まで、ハードディスクの容量は、
32bit版OSのため2TB以下の必要がある。
解決方法
- ハードディスクの容量は、32bitシステムを含むため、ブート可能な最大値2TBとする。
- 16パーティションに区切った場合、1パーティションあたり118GB程度となるはずです。
- Windows 8を長期の実運用で使用するには物足りない容量ですが、評価機としは十分と思います。
マルチブート環境の構築手順
- 2TBのハードディスクを増設し、ブートディスクに設定する。既設の250GBハードディスクはGhostイメージの保存用。
- まず、32bit版インストールメディアからWindows 8を起動して、100MBの「システムで予約済み」パーティションと
残りをすべて拡張領域として論理パーティションを16作成し、フォーマット(クイック)しておく。
- 4種類のOS、32bit英語版、32bit日本語版、64bit英語版、64bit日本語版の順にインストールする。
- 各OSをインストールの都度、マイコンピュータ→管理→ディスクの管理を開き、C以外のドライブレターを削除、 DVDのドライブレターをDに変更しておく。
- 基本のドライバー類をインストールし、ネットワーク設定、IEのプロキシー設定等を済ませておく。
- CDまたはUSBよりGhostを起動、Local→Partition→to Imageで4種類のパーティションのイメージを保存エリアに個々に作成する。
- CDまたはUSBよりGhostを起動、Local→Partition→from Imageで残り12個の論理パーティションに項5.で作成したイメージを展開する。
- 64bit日本語版を起動して、BCDEDITでBCDの16行の起動メニューを追加修正し、完成しておく。
- IEをアップグレードしないように注意しながら、最新のセキュリティアップデートを適用する。
Windows 8 Professionalインストール時の注意事項