BIOSの役割
パソコンの電源を入れたとき最初に起動するのが通常、ROMに格納されたBIOSプログラムです。
ハードウェアの初期化を行い、補助記憶装置を操作して、ファイルの読み込める状態にします。
次の段階のブートローダを読み込むIPL (ブートストラップ)までをも含みます。
MBRの情報をもとに管理するため2TBを超えるパーティションを認識できない。
また、ブート可能なハードディスク容量は2TBまでになります。
UEFIについて
UEFI は、チップセット、ハードウェア、システム、
ファームウェア、およびオペレーティング システムの各ベンダーの集合体である UEFI Forum によって管理されています。
UEFI Forum は多くの UEFI PC に共通して使用される仕様、テスト ツール、リファレンス実装などを管理する団体です。
16bitのアセンブラで書かれたBIOSは1MBのメモリー空間しか認識できないため、
アーキテクチャとして限界に達してきています。
BIOSに代わるファームウェアとしてIntelが考案したEFIをもとにUEFIフォーラムが仕様策定を進めています。
2013年6月現在、最新版は2012年6月の 2.3.1Cです。
ハードディスクがGPT管理(64bit)に代わることで2TB以上(最大9.4ZB)の大容量ディスクが扱えるようになります。
UEFI ではモジュール式のファームウェア設計が可能で、これによってハードウェアおよびソフトウェアの設計者は、
近代的なコンピューティング環境の厳しい要求に適した、柔軟なファームウェアの設計を行うことができます。
従来は I/O がソフトウェア割り込みという枠に制限されていましたが、UEFI ではイベント ベースの、
アーキテクチャ的に中立なコーディング標準を推進することができます。
Microsoftは、Windows Vista SP1以降のx64ベースおよび、Windows Server 2008以降x64ベース、
Windows Server 2003 SP1 以降のItanium ベースのシステム上でサポートしています。
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