raindrops
額に、瞼に、耳に、頬に、唇に、顎に、首筋に、
待ち焦がれたからだの其処彼処に、
ハボックが降らすキスの雨が止まない。
浅く、深く、弱く、強く、甘く、苦く、優しく、激しく、
纏わり付く疲労を洗い流すかのごとく、
嬉しくもどこか切ない雨はその勢いを増す。
こんな雨なら、いくらでも濡れてやる。
ガラス窓の向こう、澄んだ夜空から差し込む、
月明りだけが頼りの仄暗いベッドルームで、
飽きることなく降り注ぐ雨。
会えなかった時間が、触れ合えなかった距離が、
堪えて押し止めて暖め続けた想いが、
愛しい雨の中で、一気にその差を詰めていく。
こんな雨なら、思う存分打たれてやる。
ぽとりぽとりと落ちてくる柔らかい雨のしずくが、
冷たく悴んだからだに、じわじわと染み込んでくる。
皮膚に骨に血に肉に神経に細胞に滲透して、
濾過された雨のしずくは幾筋もの流れとなり、
飢渇したこころの奥底まで潤してくれる。
こんな雨なら、昼も夜も溺れてやる。
軋んでいた手足が、しなやかさを取り戻していく。
解されたからだが、抑え切れない劣情を孕んで暴れだす。
抱き締めて、撫でさすって、絡み付いて、揺り動かして、
唇から感じる想いを、全身全霊で受け止めては弾き返す。
ハボックだけが降らすことのできる雨。
ハボックにしか許さないキスの雨。
それはまるで点描のようだ。
落とされる一筆ごとに塗り重ねられていく色が、
触れられる一瞬ごとに浮き上がってくる熱が、
数え切れない点となって、こころの奥深くに残る。
点と点は線をなして、ふたりの想いを繋げていく。
その線が、たとえいつどこで断ち切られても、
ひとつに繋がった想いは、きっと永遠に消えない。
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12/2/05
ハボロイ(ロイ視点?)
Sweet & Silly でアプした、attached
のおまけsssでございます。
一回どころで済むはずがないふたり、のモヨウでございます。
どこまでいくのか、この羞恥プレイ…。
★attached★(ss頁からもリンクしています。)