はじめに

 

近い将来、途上国で巡回診療を行いたいという夢を持っている自分に対し、そのためのステップアップとして、砂漠走行のテクニックを身に付けたく、その一環としてファラオラリーのレイド部門に参戦してきました。当初は、競技部門での参戦を考えていたのですが、レース歴4年目でありながら、海外ラリー未経験という自分の経歴を考慮し、まずはレイド部門にてレースを経験する事を勧められ、ナビゲーター兼トレーニングコーチとして、パジェロの助手席に菅原照仁氏の同乗をお願いしました。

この数年間、海外ラリー参戦を目標に国内の各種レースにてトレーニングを積んできたとはいえ、果たして一体自分の運転技術で、国際ラリーのコースを走ることができるのだろうか、自分の体力で、これから待ち受ける長距離のオフロードを走行できるのだろうか、車は壊れないだろうか…等、様々な不安がありました。

しかし、実際に現地のトレーニングで自分が得てきたものは、そういった多くの不安を払拭するものではなく、自分では思いもしなかった、遥かに別の次元で意識改革がされる結果となりました。

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