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2007年度 全日本ダート耐久シリーズ第3戦・8時間耐久参戦記
8月19日 〜8時間耐久を終えて〜
今回単独参戦をした理由ですが、翌月のファラオラリー参戦前の最終調整が最大の目的ではありましたが、もう1つ、理由がありました。
それは、もし複数人で参戦した場合、車両が壊れた際に、他人のせいにせざるを得ない状況が発生すると思いました。
その点、単独参戦ですと、全てが自分の責任で行われますし、全ての結果が自分の行動に起因して、起こってきます。
例え、車を壊しても横転をさせても、それは自分の責任となります。
また、複数人での参戦で上位入賞した場合には、私が速くて入賞したのではなく、その他の選手が速いから入賞したのだと言われる事が、非常にイヤでした。
私が女性であるからこそ、そう周囲の方に判断をされる事は、通常の過程であると思います。
よって、今回は全て自分の責任の下で、走りたいと思いました。
遅くても速くても、また車を横転させてもコースアウトしても、全てを私の実力として、周囲の方に評価して頂きたい、また、自分のレベルを知りたいと思いました。
ですから、2位という結果に対しましては、歓喜も悔いもなく、淡々と受け入れをしていました。
前半4時間が終了した段階で、かなりの疲労が生じましたが、再び走り始めますと、それらの疲労は瞬く間に消えていきました。
やはり、1度休んでしまうという事が、イケないようでした。
よって、8時間が終わった段階で、「あと4時間〜!」 と言われますと、私は再び “ホントに〜〜〜!? ” と笑いつつ (半分思考回路が停止した状態から生じる笑い) 、コースインをして、4時間を走りきったと思います。
私は、水とエアコンさえありましたら、いつまでも走っていられそうです。
エアコンと申しましても、ガンガンに効かせている訳ではありませんし、車内はそれなりの暑さです。
しかし、私には、何か風に当たっている事が必要なようです。
表彰式では、3位のプロドライバーの方が、私が1人で走っていたという事に気付いていらっしゃらなかった様で、私が単独走っていた、という事に対しまして、少々ショックを受けていらっしゃいました。
そうなんです。耐久レースは、女性1人でも、走れるのですよ・笑。
表彰式では、2位入賞の感想を聞かれましたが、正直答えに迷ってしまいました。
何故なら、前述の様に、単に誰と競う事もなく淡々と走った結果であり、“誰かと勝負をして勝った” という実感がなかったからです。
“そうなんだ〜” というのが、私の正直な胸の内です。
ただ、8時間自分の感情をコントロールしながら単独で走れた事に対しましては、翌月のファラオラリー本番を控えまして、自信に繋がった事は確かです。
こうして無事に、2007年度の8時間耐久を終えました。
参戦をサポートして下さったスタッフの方には、感謝しています。
給油及び30分のインターバルでの的確な整備のお陰で、無事に8時間トラブルなく、快適に走る事が出来ました。
この経験を、次のステップへ繋げていきたいと思います。
当日の夜は、ベッドに入ったにも関わらず、ずっと体が揺られている錯覚に襲われたのは、言うまでもありません。
いつまでもパジェロに乗り続けている様に…。
右の写真は、8耐終了直後の写真です。あと4時間走れそうな顔、していますよね!? 因みに、右手が変にお辞儀をしているのは、ボンネットが熱くて、きちんと手を置けなかったからです・笑。