9月25日に新津車両製作所が公開されました。年に一度の機会ですし、行かない手はありません。
まず新津駅から製作所まで歩きます。線路のすぐ脇に道があるのですが、そこにはできたてのE231が留置されておりました。
最初はパンタも下げられていたのですが、見ていると係りの方が車内に入ってパンタを上げてくれました。生パン上げは初めて見ました。
10時に開門、そしてまもなく製造中の車体がクレーンで吊り上げられました。
こんなアングルなかなか見られません。
吊り上げはクレーン2機で行われます。作業員の方の息もばっちり。いいもの見せていただきました。
そして内装工事中
新品の吊革触ってきましたw よく見るとボタン類にダンボールでカバーがついてます。新品ですね。
なかなか見られない運転台の裏側
こんな風に配管が走っているとは知りませんでした。
外へ出ると、これまた車両を展示してあります。
展示されていたのは10両の基本編成。そしてその横では付属編成を用いて体験試乗会をしていました。ついつい乗車ですw
営業運転前に乗車ですw そして当たり前といえば当たり前なのですが、広告が一切ありません。広告の無いE231というのも違和感が大きいです。
展示されていたわけではありませんがスイッチャーがたたずんでおりました。
除雪もできる働き者のようです。近年下越地方の雪は少ないですが、それでもいつ大雪が降るともわかりませんし、やはり必須の装備ですね。
他には炭酸ガスレーザーを用いてステンレス(?)を切り抜くデモなどをやっておりました。
金属を切り抜くだけあってさすがに大きいです。kW級の出力は気体レーザーならではですね。レーザーは共振器を大きくすることで出力を大きくすることができます。
レーザー媒質に気体を用いることで容易に共振器に見合った大きさの媒質を得られます。固体レーザーの場合は大きな結晶を作成する必要がありますので大出力化にも限界があります。
話が脱線しましたw レーザによる切断面は綺麗で、仕上げはほとんど必要ないそうです。
他の製造所がどのようなのかはよくわかりませんが、新津車両製作所は結構機械化が進んでいると感じました。
単純な繰り返し作業はかなりロボットが活躍しています。これがハイペースな製造ペースを支えているのですね。
そんなところで2005年の新津車両製作所でした。
トップへ戻る2005/10/5記