2004/12/31(Fly)(Fry)(Fri)

揺れにゆれた(←まさに)2004年も終わり。改めて書くようなことは無い。2005年が良い年になりますように。
2004/12/30(Thu)

東京2日目である。この日はそう、コミケである。
29日とはうって変わって快晴である。行動しやすくてよい。
コミケは午前中はまさに修羅場という話を聞いていたので午後に回す。午前中は前日に見つからなかったケーブル探索の旅に出る。まずは新宿界隈のカメラ屋を廻ってみる。
こういった量販店の楽器コーナーに以外とあるかもしれないと、淡い期待を抱いて行ってみたが、結局無駄足であった。

新宿はあきらめて、再び秋葉へ行く。といっても、ケーブルはやはり見つからないので、ここは一つ自作することにする。
小柳出(オヤイデ)電気へ行ってベルデン8412(\1000/m)とフォンプラグ、XLRコネクタ(オス)を購入。ケーブルが済んだところで昼食。

いよいよコミケである。午後からの入場にしたが、それでもすごい人である。体力が無いと風邪をひきそうな空間ではある。体力を温存して向かいたい。
お目当ての物を買い漁り、しばらくぶらぶらしているうちに終了時刻が近づいてくる。せっかくなので粘ってみる。そうか、これがコミケなのかなどとワケのわからない実感をかみ締めつつ帰るが、帰りが地獄である。

ゆりかもめ内で身動きが取れない。台場前で乗ってきた無関係の子供が泣いていた。そりゃ泣きたくもなるよなーと思いつつ新橋まで耐える。無関係の子供よすまん。新橋から東京駅へ向かって新幹線に乗り込む。

なんだか忙しい旅という印象だったが、それでもとても楽しかった。それにしても、以前はコミケに行く人間ではなかったのだが...。京急たん恐るべし(w
2004/12/29(Wed)

この日は秋葉へ遊びに行く。以前からお世話になっている神無城大門さん豊楽さんとともに秋葉原を廻るのだ。
行程は1泊2日である。 今回ますのすしをネタで持っていこうかと考えたのだが駅へ行ってみたら売り切れだったorz
通常の行程では夜行快速ムーンライトえちごを使うのだが、今回は地震の影響で運休である。宿泊日数を減らすため今回は新幹線を使う。長岡駅で新幹線に乗り込む。何事も無く出発し、何事も無く脱線現場を通過し、何事も無く東京駅へ到着する。何事も無く行動できることの素晴らしさをしみじみと感じる行程である。

所定の待ち合わせ場所で集合し、カヲスな街へ出撃!秋葉は常に変動を続けているが、一般的な雰囲気を逸脱しているのはいつの時代も同じである。
今日は珍しいことに東京で雪が降っている。豊楽さんによると、10年間年末の東京に来ているが雪は初めてとのこと。2004年は最後まで異常な年だ。

今回、前日にDMX6fireの位相がずれていることが判明したので良質なオーディオカードが欲しいところだった。しかしいくつか店を廻ってみるも、ヘンな(良い意味で尖った)カードは皆無である。結局E-MU 1212mを買ったのだった。これについてはそのうちネタにしたいと思ってます。

それより閉口したのが、TRSフォン-XLRコネクタのバランスケーブルが見つからなかったことである。神無城大門さんの案内でダイナミックオーディオ5555へも行ってみたのだが「楽器やPC向けの物なのでありません」と言われてしまう。 秋葉の小さな店も廻ってみるがやはり見つからない。時間も押し迫ってきたのでケーブルは次の日にまわすことにする。

今回はPC関連ではちょっと不発気味かも?一通り巡ったところで呑みへ突入。ここでヲタな話が弾む弾む(w やっぱりこういう呑みはいいですね。
北斗の拳のパチスロの話、面白かったです。パチスロはやらないのですが、見てみたくなりました(超私信)

ホテルの時間が迫ってきたので名残惜しいけれど皆さんと別れる。ホテルへ入ってこの日はおしまい。大門さん、豊楽さん、ありがとうございました。
2004/12/28(Tue)(その3)

(その1)でサウンドカードから方形波を出力させたが、ふと「左右の位相はそろっていることが保証されているのか?」という疑問が頭をもたげた。
そこでオシロスコープのX-Yモードで観察してみるとこにした。なお、サウンドカードやオシロは(その1)と同じDMX 6 fireと岩崎SS-5710である。サンプリング周波数96[kHz]、ビット数24[bit]で出力した。
xy20.jpg(2629 byte)
20[Hz]の正弦波である。ここでは左右の位相差はほとんど観測されない。

xy1k.jpg(3005 byte)
1[kHz]の正弦波である。ややリサジュー波形が開いてきた。

xy2k.jpg(2843 byte)
2[kHz]の正弦波。

xy5k.jpg(2835 byte)
5[kHz]の正弦波

xy10k.jpg(2902 byte)
10[kHz]の正弦波

xy20k.jpg(3242 byte)
20[kHz]の正弦波

xy40k.jpg(2998 byte)
40[kHz]の正弦波

こうしてみると、周波数が高くなるにつれて左右の位相がどんどんずれていくのがわかる。サンプリング周波数を落としての観察もしてみたが、位相のずれはよりひどくなった。
かえでと衛さんのページに掲載されているefuさんの解析(こちら)によれば、
サウンドカードによってはADコンバータでサンプルホールドを行っていないため、左右でサンプリングが半サンプルずれ、位相差が生じる。
とのことである。今回はD/Aしか行っていないが、D/Aでも同様の現象が起こっているようである。
2004/12/28(Tue)(その2)

今日、上越新幹線が約2ヶ月ぶりに全線で運転を再開した。長岡市に住んでいるので駅まで行ってみた。
東京行きの幕
久しぶりの東京行きの幕。最近は非LEDの幕を見かけることも少なくなってきた。

toki325_1.jpg(12865 byte)
もうすぐとき325号がやってくる。2ヶ月前のこの時刻に地震が起こった。今日、彼女はまだ山の中を走っていることだろう。

toki325_2.jpg(9905 byte)
そして無事に長岡駅に停車した。さすがに脱線した編成ではないが、とき325号が無事に長岡駅へ到着することは非常に感慨深い。325号の到着は中越が復興してゆく象徴でもあると思う。

と思ったら18:30頃にまた地震があった。この地震で上越新幹線も長岡-浦佐間で一時運転を見合わせたとのことである。地盤が安定するのには数年かかるとは思うが、人間には長い時間である。それにしても縁起が悪い。

ところで、本日ホームで出会った方と少々雑談したのだが、ここでこんな会話が...

相手:今日はどういった経緯で?
私 :長岡で学校に行ってますので、見ておきたいなと思いまして。
相手:というと、どこかの高校ですか?

...年齢からすれば高校はすでに?年前に卒業しているのに。未だに私は高校生に見えるというのかorz
2004/12/28(Tue)(その1)

やはりSTAXのヘッドホンは素晴らしい。音楽の美しさを余すところ無く再現してくれる。
しかし、多くの曲では美しい調べを聴かせてくれるのだが、ソースのほぼ全てを再現するため、ダメな録音はダメなまま再生してしまう。

前々から感じていたのだが、一部に音量が大きいだけでなくやたらと喧しく聞こえる曲がある。今回(廃棄寸前の)オシロスコープでその様子を観察してみたので、簡単ではあるが以下に示す。

karashima.jpg(8784 byte) まずは喧しくない、まともなソースの例である。 これは辛島美登里、アルバム"恋愛事情"より、「愛すること」の波形の一部である。この曲は辛島嬢の曲の中でも比較的音量は大きめな印象があるが、それでも波形がクリップするなどおかしな部分は見受けられない。 辛島嬢の曲は個人的にかなり好みであるが、ソースにある程度の品質が確保されていることもその一因のようだ。

次もまともな例である。 sym_no9.jpg(32193 byte) これはベートーベンの第9、第2楽章の一部である。クラシックは音量に余裕をもって録音されていることが多い。

ここではまともな例として2例を挙げるにとどめたが、世の中に出回っている大半の曲がこのように波形がクリップせず、聴いていて気持ちよく音楽に浸れる物である。

STAXのように歪みの少ない変換機でこれらの曲を聴くと、音量があっても不思議と耳に痛く感じないのである。大変心地よい。ただし耳に痛くないのでついついボリュームを上げがちになってしまう点は要注意ではある。


次のような例はかなり残念である。 clip_1.jpg(11892 byte) 左の写真は某国内アーティストの某曲の一部である。黄色い丸で囲んだ箇所の波形がクリップしているのがわかるだろうか。音量を上げすぎて録音しているのか、CD-DAに記録可能な領域を超えている。
同じようにクリップしている例をもう一つ示す。

clip_2.jpg(12273 byte) 右の写真も同じ某アーティストの曲の一部である。これはかなりひどい。波形が完全に潰れてしまっている。

以上に挙げた例は全てCD-DAからリッピングしたデータである。そもそもCD-DAのフォーマットはサンプリング周波数44.1[kHz],量子化ビット数は16[bit]である。つまり振幅は2^16である65536段階でしか表せない。それもpeak-to-peakで65536段階である。 ビット数からダイナミックレンジも決まってくる。16[bit]の場合は20*log(65536/1)で、およそ96[dB]となる。これを超えるダイナミックレンジは再現できない。あまりに小さすぎる信号、大きすぎる信号は量子化できない。 大きすぎる場合に、上で挙げた例のように波形がクリップしてしまうのである。

small_clip.jpg(9611 byte) パソコン上のボリュームを操作してはどうかと思った方もおられるかも知れないが、それも無駄であった。デジタルデータの段階でクリップしているので、ボリュームコントロールを操作したところで歪んでいるものは歪んだままである。

左の図は実際にPC上のマスターボリュームを-6[dB]に絞った状態である。波形の振幅は小さくなっても、クリップしていることに変わりは無い。

上で挙げたような、波形がクリップしている曲を聴くと、どうも再生機器の音量に関わらず、音が喧しく聞こえるのである。ボリュームの位置に関わらず、うるさく感じる。

近年の録音では、安易に音に迫力を出すために音量を上げて録音されるようである。そのため上で挙げたような喧しいCD-DAが量産されてしまう。店頭効果を狙っているのだろうか、確かにこの方が目立つ。

このような録音は昨今の流れなのかもしれないが、もう少し聞き疲れしないCD-DAに仕上げて欲しいと思う。

96_32.jpg(10246 byte) 44_16.jpg(9385 byte) 今回の実験のついでにPCのサウンドカードから方形波を出力させてみた。1[kHz],0[dB]の方形波である。見事にギブス現象が出ている。左側がサンプリング周波数96[kHz],ビット数24[bit]、 右側はサンプリング周波数44.1[kHz],ビット数16[bit]である。サンプリング周波数とビット数を上げてもギブス現象は収まらないようである。


今回はサウンドカードにTerratec DMX 6 file LT、オシロスコープは岩崎通信のSS-5710を使用した。オシロスコープのレンジは、音楽の観測に1[V/div]、2[msec/div]、方形波の観測には1[V/div]、0.2[msec/div]を用いている。
2004/12/23(Thu)

今日は祝日のはずだが、先日の地震の影響で授業が遅れているため当たり前のように授業。
しかし寒いので14:55のバスで帰宅してしまう。

帰ってみると、STAXからヘッドホンが届いてました(正確には不在票)!当然連絡して再配送してもらう。
梱包のダンボールが国内では珍しい(?)SRS-3010だった。開封して修理票を見ると、SR-003のほうは左右アンバランス調整、SR-202はチェック(異常なし)だった。
素晴らしいことに、今回の修理では全く代金を請求されませんでした。それどころか送料すら送り主(STAX)の負担でした。中越地震のためとはいえ、STAXの姿勢には毎度頭が下がります。日本が世界に誇る会社だと思います。
2ヶ月ぶりに聴くSTAXの音は心に染みます。地震の直前に購入して4日しか使用していなかったSRM-717もようやく本格始動です。

中越地震から2ヶ月の今日、21:03に震度3程度の地震があった。いいかげん勘弁して欲しい。
2004/12/21(Tue)

かなり前から未開封だったオレオや柿の種(わさび味)を食べようとしたら、しっかり賞味期限が切れてたorz。
...まあ何事も無かったかのように食べますけど。
2004/12/19(Sun)

雑感と覚書をいくつか書く。しかし雑感はともかく、覚書はオリジナルでもなんでもないよなぁ。
2004/12/18(Sat)

試験的にローカルの中だけでページを作ってみる。ページとしてちゃんと成立するのかー?
トップへ戻る