先日、とある模型店にてジャンク状態のDU-1を発見、購入してきました。 DU1の中身 分解は私の常。ということで(?)早速分解してしまいました。写真はDU-1の中身です。私としたことが分解する前の写真を撮るのを忘れていました。分解するのに化粧板を剥がさなければならなかったのが残念。化粧板の再利用は無理っぽいです。
動作確認をしてみると、ちゃんと動作しました。動くことは期待していなかったので嬉しい誤算です。

このDU-1は3段階の加速、一定速度での運転、そして2段階の減速と急停止が可能なトランジスタコントローラで、操作はワンハンドルのマスコンで行います。。当時の定価は\7200だったようです。電源は内蔵されておらず、別に用意しなければなりません。どうも割高だなぁ?
走らせたときの車両の動きから、CRの時定数回路で電圧を決定し、パワートランジスタで出力しているであろうという予想のもと、回路を追ってみました。

DU-1の回路図
製品として販売された物の回路を載せるのってどうなのでしょう。既に販売も終了しているからいいかな?一応部品定数は伏せておきます。
D3とC5は実装されていませんでした。また、ICが一つ乗っていたのですが、こいつの正体が全くもって不明です。8pin中4pinしか使われていませんし、帰還回路の類も見られません。謎です。

ICを除けば回路の動作はほぼ判明しました。R3からR5とC2の時定数で減速、R6からR8とC2の時定数で加速を行います。加速するときはC1に電荷が充電されることで電圧が徐々に上昇し、減速するときはR3からR5のいずれかを介してC2の電荷を放電することで電圧が下がり、停止に至ります。
この制御信号をダーリントン接続されたトランジスタを用いて出力しているようです。

予想通りというか、なんというか。常点灯が存在しないころの製品ですからワンハンドルでこれ以上複雑にすることもありませんし、これで良いのでしょう。少なくともニューパワーユニットからは格段に進化していますw \7200は...満足感に払う対価かな?

さて、このDU-1を常点灯対応に改造して現代仕様に甦らせたいと妄想する今日この頃なのですが...果たして実行に移るのかな?w
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2006/2/19記