手持ちのDynaBook SS3490 をCFでゼロスピンドル化(?)しました。手順や気づいたことなどをメモしておきます。
ちょっとした衝撃でクラッシュしてしまい、騒音と熱を発するHDDはモバイルの敵といっても過言ではありません。これらの問題はCF化で一挙に解決です。
CFとアダプタ CFを組み込み 今回使用したのはFUJITEKの333倍速、8GのCFと玄人志向の2.5inch用アダプタ KRHK-CF2.5IDE です。
これをこんな具合で組み込みます。パームレストを外すだけでHDDが見え、少々フレキを外すだけでHDDを取り出せます。絶縁用に紙を敷き、CFとアダプタを取り付け。
このままでは隙間だらけなのでフラフラしないよう一応要所にスポンジ、いわゆるスキマテープを貼っておきました。

交換作業自体は簡単に終了しました。

とりあえず電源を入れてみるとちゃんと認識されています。引き続きOSのインストールです。

最初にこのPCを買った時と同様 Vine Linux 3.2 をネットワークインストールします。何の問題も無く、HDDと同様にパーティションを切れますしそのままインストールできます。

ネットワーク越しということでいくらか時間がかかりますが、あっさりインストール完了。普通に起動し、動作もHDDの時と全く変わらないか、軽快なくらいです。
ところで、以前から Vine Linux 4.1 にしたいなーと思っていたので、この機会にクリーンインストールに挑戦してみました。
ひどい画面だorz インストーラがフロッピーに入らないならHDDに置けばよい。ということで /boot に initrd.img と vmlinuz を置いて lilo に登録。これでHDDからインストーラを起動します。
インストーラも起動し、設定を行い、grub と共にOSをインストールします。インストールは無事終了し(したかのように見える)、再起動します。ここまでは順調でした

しかし再起動しても画面に現れたのは写真のように 99 で埋め尽くされた画面でした。この画面のままうんともすんとも言いません。grubが起動してくれなくてはどうにもなりません。
仕方ないのでもう一度3.2のインストールからやり直しです。時間がかかる...

クリーンインストールがだめならアップグレードするまで。ということで公式ページを参考にアップグレード。これまた時間がかかる...。

なんとか無事にアップグレードされました。ただそのままだとIMEは canna のままですので、Anthyを使いたい場合は自分で入れることになります。

ということで、紆余曲折を経て Vine Linux 4.1 となりました。4.1にしたことで重くなるかと思いましたが思ったより軽快に動きます。アクセス速度が高速なのとスワップに突入しても大して遅くならないのが効いているのかな。
そしてカリカリ言わずに動作するのは想像以上に快適です。もう手放せません。

ところで今回はswap領域を普通に設定しましたが、すぐ壊れるかな?しかしメモリ192MBではスワップ無しでは厳しそうでもあります。
使用頻度は高くありませんが、どれくらいで壊れるのかも気になるところではあります。それも含めて使っていこうと思います。

でもあまりにすぐ壊れたら悲しいなw
これでゼロスピンドル化できた。と思ったのですが、最後の砦、CPUファンが残っていました。デスクトップならまだしも、ノートでは外すわけにはいきません。意外なところにゼロスピンドルへの壁が潜んでいましたorz
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2007/7/28記