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オルニチン



オルニチンは遊離アミノ酸の一つです。
オルニチンは、タンパク質を構成する成分ではないため、食事からの摂取が難しいアミノ酸と言えます。オルニチンはシジミには比較的多く含まれており、肉や魚、大豆などのタンパク質に含まれているアミノ酸と比較すれば、しじみに含まれているオルニチンの量はわずかなものです。

栄養素は食事で摂取することが理想であり基本ですが、オルチニン(など食費で十分な量を摂取することが現実的ではない成分)については、サプリメントで摂取した方が良いでしょう。

オルニチンは体内に摂取されると、腸で吸収され、肝臓や腎臓、筋肉に移行し、遊離アミノ酸として単独で存在し、体内で様々な働きをします。オルチニンは、アルギニン、トリプトファンなどと同様に、脳の下垂体(視床下部)に作用して成長ホルモンの分泌を促進します。成長ホルモンは、脂肪の分解や筋肉の合成を促進します。
成長ホルモンの分泌量は加齢とともに減少していきます。成長ホルモンが体内で最も多く分泌される時期は13〜17歳の頃です。20〜25歳にかけて体内の成長ホルモン量は急激に低下します。
体内の成長ホルモンが減少すると、新陳代謝が悪くなり、脂肪の分解が進まず、体脂肪が増えたり、コレステロール値が増えたりし、またタンパク質の合成も促されず、筋肉がつきにくくなります。筋肉が減ったり衰えたりするとまた、脂肪の分解が進みにくくなり、太りやすくなります。

オルニチンは、代謝に関わる成長ホルモンの分泌を促すことによって、脂肪の分解を促進するため、[ダイエットやアンチエイジングに効果があるアミノ酸]と言われているのです。
成長ホルモンは主に運動後と睡眠中、特に夜間の睡眠中に多く分泌されます。入眠後30分程度で、ノンレム睡眠(深い睡眠)に入りますが、そのときに成長ホルモンは最も多く分泌されます。そこから3時間程度が一日のうちで最も筋肉が作られている時間と言えます。
したがって、就寝前にオルニチンを摂取する方が成長ホルモンの分泌効果は高いです。しかしその一方で、夕食後6〜8時間以上空けなければ、オルニチンの摂取による成長ホルモンの分泌効果は非常に薄くなります。このため、オルニチンは朝食の30分程度前に摂取するのがよいです。オルニチンは、朝食前に摂取しても、脳の下垂体に蓄積され、睡眠中に成長ホルモンの分泌を促します。
なお、オルニチンを補給するタイミングを運動の前後で言えば、運動前が効果的です。代謝が促進されて、脂肪を効率よく燃焼させることができるでしょう。
また、オルニチンは、非必須アミノ酸の一つであるアルギニンの効力を高める効果があると言われています。アルギニンもまた、成長ホルモンの合成と分泌に関わっており、脳下垂体の正常な機能を促進します。つまり、オルニチンをアルギニンと一緒に摂取することによって、成長ホルモンの分泌促進に、相乗的な効果が期待することができます


私も前節のカルニチンにするか、オルニチンにするか、非常に迷いました。で、サプリメント初心者として、体脂肪燃焼という単純なサプリメントのカルニチンを選択しました。いずれは、オルニチンも試したいですね。