1.本田キムの命をあげよう
本田美奈子.さんの歌う「命をあげよう」を聴きまくります。
●CD
(1) ミス・サイゴン ハイライト盤
1991.10.14の前売記念コンサートで、配布されている音源なので、録音はそれ以前です。1991年の夏〜秋ぐらいの録音でしょうか。
このCDでは、曲名は、ひらがらで「いのちを あげよう」と表記されています。また、、歌詞が本公演以降と多少違っています。 本公演以降で、「神の心のまま〜」というところが、「望むものに〜」になっています。
本田美奈子さんの歌はまだこなれていなくて、音程、譜割とも、多少不安定な感じがしますが、アイドル時代と比べて声が格段にきれいになっています。発声そのものから、進化したのでしょう。
(2) ミス・サイゴン 帝劇ライブ盤
このライブ盤は、1993年2月11日、13日の録音から収録したものです。公演から10ヶ月たち、本田美奈子さんの歌も完成度が高まるとともに、ライブ盤ならでの迫力があります。出だしから、声量がぐんぐん上がっていき、最後の方はすごい迫力になります。しかし、ただ大きな声だというのではなく、キムの悲しい気持ちがひしひし伝わってきます。
ミュージカルでの歌というのは、単に歌を歌えば良いというのではありません。普通の科白にならない心の叫びを表現したものです。スタジオ録音では、こんな歌い方はしないでしょう。私は、ミス・サイゴンを聴きたくなった時には、ハイライト盤ではなく、もっぱら、ライブ盤を聴きます。