■ Time To Say Goodbye
美奈子さんが、クラシックの歌を歌うようになったのは、2000年にシドニーで歌った「Time To Say Goodbye」からではないかと思いますが、やはり、アルバム「Ave
Maria」のリリースが原点でしょう。
このアルバムを最初に聴いた時は、真に驚きでした。本田美奈子.さんが歌っているかどうかに関係なく、これほど、聴いていたいと思う歌に巡り会えたことがありません。手に入れたその日、何度も何度もリピートして聴き、その後、ほとんど毎日何回も聴いていました。
もっとも、「Ave Maria」には、「グリーン・スリーブス」や「ニュー・シネマ・パラダイス」など、クラシック曲とは言い難い曲も含まれています。美奈子さんは、それぞれの曲について、歌い方を変えていますが、まずは、美奈子クラシックの原点とも言える「Time
To Say Goodbye」にフォーカスをあてます。