森可成(もり・よしなり) 1523〜1570

織田家臣。森可行の子。通称は与三・三左衛門。
もとは美濃国斎藤氏の家臣だったが織田信長に転仕した。
天文24年(=弘治元年:1555)5月、信長の尾張国清洲城攻撃に加わり、織田広信(信友)を破る活躍を見せた。また、永禄3年(1560)5月の桶狭間の合戦にも従軍するなど、信長が大きく伸張する以前よりの家臣である。その後も緒戦に参陣、軍功を挙げた。
永禄8年(1565)に美濃国金山(兼山)城主となった。
永禄11年(1569)の上洛にも従い、畿内の統治にも尽力するなど、信長の信頼が厚かった。
永禄12年(1569)の伊勢国北畠氏攻撃にも従軍。
元亀元年(1570)5月、信長の近江国侵攻に際して近江国宇佐山城を守備するが、朝倉・浅井連合軍の攻撃を受けて9月19日に討死した。享年48。
美童で有名な森長定(蘭丸)の父である。