日永

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俳句


夜景待つ ガイドの欠伸 暮遅き

氷湖にて 釣りも景色の 日永かな

永き日の 旅の思ひを 句に刻む

永き日や 北の大地を 尽くす旅

時止まる 雪また雪の 日永旅

 


つながれし 連絡船に 暮かぬる

校庭に せつなき影の 日永かな

時空超え 俳句三昧 日永かな

居残りの かしましきかな 暮遅き

論語読む 孔子を夢に 日永かな

 

 

季語について

◆四月  一年中で実際に昼の長いのは夏至の前後であるが、日の短い冬の後の春に、最も日永という感じが深いので、俳句では春季になっている。永き日(ながきひ)。遅日(ちじつ)。暮遅し(くれおそし)。暮かぬる(くれかぬる)。

 

俳句にまつわる話

 

 

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