春雷
俳句 |
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贈り物 黙る二人に 春の雷 愛を乗せ 君に届けと 春の雷 春の雷 神の啓示と プロポーズ 春の雷 迷ひし肩を そっと押す 春雷に 震へる肩の 丸みかな |
春雷に 止まりし答辞 おさげ髪 春雷や 破る静寂 咳払い めでたくも 淋しき心 春の雷 式終り 震へる背中 春の雷 |
季語について |
◆三月 雷といえば夏に多いものであるが、それがまだ春のうちに鳴るのをいう。一つ二つ鳴って、それきり止(や)んだりするのも春雷らしい。 立春過ぎてから発生する雷を春雷と呼びます。「春雷=しゅんらい」と詠む場合と「春の雷=はるのらい」と詠む場合があり、この語感でかなりニュアンスが違うように思いませんか。春雷にはきびきびとした弾けるような動きが、春の雷にはやわらかくやさしい響きがあります。 春雷は寒く厳しい冬に別れを告げ新しい美しく豊かな時の到来を告げる現象であるという。一種の創造的破壊である。 雷はふつう入道雲とも呼ばれる積乱雲の中で発生するので一般的には夏に多いが、暖かい空気の下に冷たい空気がもぐりこみながら進む寒冷前線上にも積乱雲がライン状に発生するので、そこに雷が起きても別に不思議はない。 それが寒雷となり春雷となるわけである。特に大粒の雹や霰を伴うのは、入学式の頃の春雷に多い。(以下略) まあ、こう書くとムードも何も無いわけですが、春を告げる風物詩としては、春一番とともに、重要なアイテム?なのでしょう。
春まじか 入学式 卒業式 入社式 とどろき 驚き
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俳句にまつわる話 |
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