うそ寒
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俳句
うそ寒や 人肌色の 家灯り うそ寒の レジに香りし おでんかな うそ寒や 友に抜かれし 夜の鍋 うそ寒や 名画ばかりを 借りる夜 うそ寒や ベストに気持ち 切りかえぬ
うそ寒の 里芋うまき 幕間かな うそ寒や 割れし踵に 知る季節 うそ寒や あまごのうまき 山の宿 うそ寒や 老眼鏡の 常なりぬ うそ寒や 心のトビラ 一つ閉め
秋になって初めて感じる寒さで、 なんとなく寒い、うっすらと感じる寒さのことです。 うそは薄(うす)の訛りで、 うすら寒く心の落ちつかない感じを表しています。
俳句にまつわる話
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