若葉

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俳句

抹茶より 深き碧や 庭若葉

あざやかさ 増して二人の 庭若葉

冗談も 言へて新卒 里若葉

若葉風 ペタルも軽き 女高生

若葉風 酢の香漂ふ 倉の街

若葉風 背中押されて 試歩の道

車椅子 母乗せて行く 若葉道

亀崎の 海に山車曳く 若葉かな

若葉風 山車の組立て 神前に

竹の皮 はぎて深まる 庭若葉
 

 

季語について

 五月初

 夏の木々の初々しい葉の総称で、常緑樹にも落葉樹にも使われる。「新樹」と同義ではあるが、言葉から受ける感じは少し違うであろう。谷若葉(たにわかば)。里若葉(さとわかば)。若葉風(わかばかぜ)。若葉雨(わかばあめ)。
 

 

俳句にまつわる話

 
 

 

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