星祭

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俳句

七夕や 母の短冊 認知症

割引を 待ちし電話や 星祭

短冊に 書けぬ思ひや 星祭

同じ時 同じ空見る 星祭

短冊に 人柄にじむ 星祭
 
七夕の 雨空にらむ 露天商

牛タンの 露天にぎはふ 星祭

渋滞の 街にぼんぼり 星祭

ぼんぼりに 勝る浴衣の 星祭

駐車場 探し疲れて 星祭

 

季語について

 

 

俳句にまつわる話

 星祭りとは七夕のことです。旧暦の七夕(7月7日)は今の暦では、8月10日頃になります。

 俳句では、2月から4月までが春5月から7月までが夏、8月から秋になります。で、俳句では七夕は秋の季語になります。

 学校で俳句を教える時に、七夕は今の暦の7月7日で教えるそうで、そうなると夏の季語になります。そんな混乱が、学校は行くにはあると講師の先生が話してくれました。

 全国的には仙台の七夕ですが、愛知県では、一宮や安城の七夕祭りが有名です。夏休みということもあるのか、ほとんど月遅れの8月にやっているようです。

 結婚してしばらく子供ができない間、家内といっしょに一宮の七夕祭りに行っていました。5〜6年は続いてでしょうか……。だから、七夕といえば一宮を思いだします。一宮は繊維の町、七夕のバーゲンで我が家の夏物と秋物の服をごっそりと仕入れていました(笑)。

 織り姫の 店を冷やかす 星祭
 駐車場 探し疲れて 星祭

 織り姫と彦星の伝説から<七夕><星祭>の季語から遠距離恋愛を思いだします。

 夜間割 待ちて電話の 星祭

 母親が認知症になって、老人養護施設にデイサービスでお世話になっていた頃
習字で書いた字を見たことがあります。こんなにうまくかけるのか?と驚き、指導する先生の苦労が目に浮かびました。

 七夕や 母の短冊 認知症
 

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