着ぶくれ

    俳句の目次へ 

 

俳句

句に語る 寡黙な八十路 着ぶくれぬ

句に無駄の なきし八十路の 着ぶくれぬ

着ぶくれの 見栄捨てさせる 寒さかな

着ぶくれや しばし猶予の ダイエット

着ぶくれや せめて心の ダイエット
 
着ぶくれて 描くもへじの 流れけり

着ぶくれて 縮みし心 のばしをり

着ぶくれて 7人掛けに 浅く掛け

着ぶくれの 季節先取る 句会かな

着ぶくれも コーディネートと 笑ふ妻
 

 

季語について

 

 

俳句にまつわる話


 2/2(土)は栄句会があり、季語は<着ぶくれ>でした。
最近は服の改良や暖房装置の普及で、
真冬でも以前ほどの着ぶくれはなくなりました。
昔から<伊達の薄着>と言いますから、
オシャレな人は着ぶくれをしないのでしょう。
というか、今でも着ぶくれは、老人の象徴のような気がします。

そこで一句。

着ぶくれや せめて心の ダイエット
着ぶくれて 朝の地下鉄 浅く掛け
着ぶくれも コーディネートと 笑ふ妻
 

上に戻る