芽吹く
俳句 |
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伴僧の 父を従へ 芽立ちかな 知らぬ子の あいさつ返す 木の芽かな 桜貝 はかなき夢と 島芽吹く 島と海 共に芽吹きて 薄緑 竹島の 海よみがえる 芽吹きかな |
ベビーカー うつる欠伸の 芽吹きかな 古戦場 死に無駄なしと 木々芽吹く 卒塔婆の 墨あざやかに 寺芽吹く 友がまた 我の先行く 芽立ちかな 木々芽吹き 年度替わりの 新かな |
季語について |
俳句にまつわる話 |
3月29日(土)の栄句会の季語は <芽吹く>でした。 同じような意味として 芽立ち(めだち) 芽組む(めぐむ) 芽吹く木々 芽吹きたり 芽を吹いて 芽吹くなり 木々芽吹く があります。 知らぬ子の あいさつ返す 木の芽かな 心とは 裏腹眠き 芽吹きかな 友がまた 我の先行く 芽立ちかな 木々芽吹き 年度替わりの 新かな |