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俳句


朧月 ようやく山車の 揃ひけり

朧夜や 護摩焚く寺の 大太鼓

軒よりも 高き山車曳く 朧かな

朧月 潮入川の 赤き橋

雪洞の 皆傾きて 朧かな
 

鳥除けの 池に糸張る 朧かな

朧夜や 鼓の如き 鹿おどし

香を焚く キルトの店や 朧月

天守より 高きクレーンや 朧月

朧夜や 歩幅を合わす 城下町
 

 

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