注連飾り

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俳句


一見を 拒む老舗の 注連飾り

荒ら屋に 人住む証 注連飾り

杞憂消す 娘の笑顔 注連飾り

注連飾り 決まりて幸の 予感かな

常灯を 守る火之神 注連飾り
 

注連飾り 娘と飲む酒の 口軽し

百均で 済ます今年の 注連飾り

外(と)つ国(くに)に 己探す子 注連飾り

バランスを 計る反り身や 注連飾り

来る年の 幸を願ひて 注連飾り

 

季語について

 

 

俳句にまつわる話


 注連飾で句を作るため、
正月の3日の日、散歩がてら、家の近くを歩き回って、
各家の玄関にある注連飾を見てきました。

 必ずしも大きな家に立派な注連飾があるわけではなく、
家格にそぐわない注連飾もありました。

 あばら屋に人住む証注連飾
 百均に済ます今年の注連飾

 半田は江戸時代から栄えた古い町で、
常夜灯が旧街道沿いに数多くあります。
そして、常夜灯(常灯)の脇には、必ず秋葉神社が
あたかも常夜灯の守り神のように祭られています。

 常灯を守る火之神注連飾

 私の娘は、愛知県の西三河の方で一人暮らしをしています。
今年は、年末の30日に帰ってきて、仕事の関係で
1日の昼に帰りました。
子供は離れていると何かと心配なものですが、
笑顔を見たり、一緒に酒を飲んで話などをすると、
心配はあっという間に消えて行きます(*^_^*)。

 杞憂消す娘の笑顔注連飾
注連飾娘(こ)と飲む酒に口軽き

 

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