日々の思い
<h16.11.3> |
隠し剣 鬼の爪を見ました。 |
昨日8時40分から、半田コロナで<隠し剣 鬼の爪>を見ました。映画ファンは多いけど、ほとんど洋画ですよね。私は洋画も良いですが、良い作品であれば邦画も見ます。その良い作品の代表が<たそがれ 清平衛>です。<隠し剣>は、そのパートUと言われるだけあって、内容も雰囲気も非常によく似ていました。監督山田洋次、原作藤沢周平と<たそがれ>と同じだったからでしょう。そして、この映画も<たそがれ>に劣らず、感動的で良かったですよ。 時は幕末、激動の中で揺れるある東北の小藩でもできごと。30石の下級武士の家に女中奉公にきた農家の娘(松 たかこ)と主人(永瀬正敏)との純愛。身分の差ゆえに、好きあっているのに一緒になれない、せつなくて愛おしい恋愛物語でした。徹底的にやさしく、好きな女を守り通す男、身分をわきまえ、好きな男に献身的に尽くす女。お互いに好きとわかっていても、言えない辛さ。そんな心情が伝わってきて、涙が止まりませんでした。 この映画単なるラブストーリーだけでなく、藩命のためなら、親友も殺さなければならない、それも理不尽な命であっても……。真面目な武士であるから、悩み、苦しむ。そんな武士道の辛さも描いていました。 |