日々の思い

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<h16.11.11>

2046を見ました。

  2046難しい映画ですね。油断すると何がなんだかわからなくなる、だから、集中することができました(笑)。キムタクがでているから、見たという人はちょっとがっかりですね。大事な役柄だけど、主役ではないし出番も意外と少ない。

 でも、私はこの映画の主題が、<一人の人を愛し続けられるか?>だと思うから、彼の役柄は大事なものだったと思います。彼は、6年間一人の中国女性を愛し続け、逆境を乗り越え、最後に愛を勝ち取ります。彼は変わらない愛があることを証明しました。好感度アップです(笑)。

 それに対して主人公のチャウ(トニー・レオン)は、<変わらない愛>はないとの信念のもとに、女性遍歴を繰り返します。それにしても、中国の綺麗な女性が一杯出てきて、艶っぽいチャイナドレスと相まって、目の保養なりました。その中で特に、街娼役でチャウと恋に落ちて捨てられるチャン・ツィイーは良いですね。

 彼女は「初恋のきた道」、「グリーン・デスティニー」「HERO」「LOVERS」と見てきたけど、その都度成長して魅力的になってきました。彼女の作品では<初恋の来た道>は超お薦めです。韓国の純愛ドラマ以上に、心が洗われますよ。

 チャウは自分の周りいる人物を入れた<2046>という近未来小説を書きます。世の中全てが変わっても、<2046>だけは<何も変わらない>だから、人は変わらないものを見つけるためにそこへ行く。

 チャウにとって変わらないものとは、昔、人妻と一緒に暮らした部屋(2046号室)。今もその女性を変わらずに愛している。女性遍歴の末にそのことに気がつく?そんな映画だったと私は思いました。

 花様年華(かようねんか)という、トニーレオン主演の大人の恋愛映画がありました。監督も同じでこの映画と雰囲気もよく似ているから、その続編ではないかと言われています。2046号室で暮らした女性はその時の人妻だと……。

 

 

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