日々の思い

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<h16.11.13>

コラテラルを見てきました。

  昨日の夜、トムクルーズの<コラテラル>を見てきました。20:00上映で深夜料金1000円です。これが当たり前になって、最近は1000円以上お金を出して映画を見る気になれません(笑)。

  映画は見てみなければわからない。そんな言葉を何度も心の中でさけんでいました。<ラストサムライ>の後の、トムクルーズの話題作という事である程度期待をして行ったけど、ちょっとがっかりでした。冷徹なプロの殺し屋に扮するトムクルーズは今までの彼にはない、徹底した悪を演ずる。組織からの依頼を忠実に果たすプロ、でも、民間人の何の関係もない人も仕事のジャマであれば、容赦なく殺してしまう。さすが、銃を使ったアクションは迫力満点。でも、そこに殺し屋の人間的な深みはない。殺し屋の背負った過去や悪人を懲らしめるという殺人の目的に共感をして、スクリーンの中の殺し屋を許すのだけどそれがない。演技派のトムクルーズがもったいない。

 コラテラルとは<巻き込まれる>という意味。ロスの街を流すタクシー運転手のマックス(ジェイミー・フォックス)の車に偶然乗った殺し屋ヴィンセント(トム・クルーズ)。気がつくと、マックスは殺し屋の殺人計画に巻き込まれる。それにしても、ロスの街の夜景が綺麗で、夢の街をドライブしているみたいで得した気分。

 マックスは殺人計画に巻き込まれ、最初は仕方ないとの受け身的な気持ちから最後は殺人を阻止しようという、積極的な行動へと変わる。その変化がこの映画の見所。彼には大きな夢があった、その夢の実現のためには積極的に行動するしかないと気がつく。その心の変化が彼に勇気を与えた。

 

 

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