日々の思い

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<h16.12.11>

Mr.インクレディブルを見ました。

  昨日の夜9時に<Mr.インクレディブル>を見てきました。アニメを映画館で見るのは、<平成狸合戦 ぼんぽこ>以来で2本目になります。最近映画に行くことが多くなり、そこでこの映画の予告編を見たのがきっかけです。

 正直言ってアニメをバカにしていました。たかが漫画ではないか、そんな気持ちが心の奥深い所にあったことは確かです。(宮崎駿作品は別ですが……)だからそんなに期待はしていかなかったのですが、最初から度肝を抜かれました。

 映画の一番肝心なのは、導入でどれだけ観客の心を掴むかです。その点この映画は満点でした。矢継ぎ早に事件を解決してゆくオープニングは一気に映画に引きつけ夢中にさせてくれました。

 最近の映画は、CGを駆使して、どこまでが実写かわかりません。極端なことを言えば、人間だけが実写で後はCGだという作品もあります。それを考えるとアニメもそれほど違和感がなく見られます。それに今回気がつきました。登場人物の個性や能力を、最大限誇張することでより迫力なり、面白みがまします。「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「ファイディング・ニモ」など数々のメガ・ヒット作を世に送り出してきた会社の作品と聞きました。機会があれば、これらの作品も見たくなりました。もちろん、<ハウルの動く城>も……。私にアニメのおもしろさを知らせてくれた作品として、印象に残るでしょう。

 スーパーヒーローの時代は終わりを告げ、引退した元スーパーヒーローの、Mr.インクレディブルは身を潜め、静かに一般市民として家族と暮らしています。この一家は、それぞれに人並みはずれた能力を持っています。インクレディブル氏は圧倒的なパワー、夫人は自由自在に伸びる手足娘は透明になれることとバリヤーを作れること、息子はめちゃめちゃ早く走れること。そして、家族全員この能力を今は使えないことスーパーヒーローとして活躍できないことに強いいらだちを持ち、ストレスは爆発寸前でした。そんな時、スーパーヒーローとして再び活躍できるチャンスがきます。でも、それは家族全員を危険に巻き込む罠でした。

 とにかく、最後まで息つく暇もないくらい次から次へと面白い展開があり、飽きさせません。そして、人間の皮膚や顔の表情がものすごくリアル。特に水に濡れた時の髪の毛はまるで本物のようでした。というより、本物以上。

 テーマは<家族愛>。家族を守れないのは、スーパーヒーローとは言えない。そして、人間は自分の能力を活かし、自分らしく生きることが大切だと言っていた気がします。人と違う能力を持つことも苦痛です。それを個性だとお互いに認め合うことも大切です。

 私は吹き替え版を見ました。聞いた声だとすぐにわかったのですが、名前がどうしてもでてきません。惚けの前兆です(笑)。後で、三浦 友和と黒木 瞳だとわかりました。黒木瞳の声は色っぽいですね。綺麗な夫人にぴったりです。いろいろな個性あるキャラクターがでてきましたが、私の一番お気に入りは、コシノジュンコ似のファッションデザイナー。彼女には笑いました。

 

 

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