日々の思い

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<h16.12.19>

名演(名古屋演劇鑑賞会?)

  若い頃(30代)に名演(名古屋演劇鑑賞会?)に所属し、会費月2500円を払うと、月に1回の芝居が見られました。席は、ABCと毎回ローティションします。まだ、有名でなかった劇団四季(へたくそな踊りと歌だった、今では想像もできないけど)のミュージカルも何回も見ました。一番印象に残っているのが、森繁久弥の『屋根の上のバイオリン弾き』を中日劇場で見ました。彼の最後の年の講演だったから見れて良かったです。後、井上ひさしの演劇を何回かみましたよ。

 私は芝居が大好きでした。(今は忙しさを理由にほとんど見に行っていません)。特に、つかこうへいの大ファンです。10年ぐらい前までは、東京へ年に1回ぐらい出張があり、その空き時間を使って、芝居見物(小劇場)に出かけたものです。東京は広くて文化の中心であるだけに、いつでもどこかで、私の見たい芝居をやっています。小劇場だから、身近で役者の熱演を見るのは、とても興奮しました。

  私も妻と一緒に入りました。[夕鶴]も見ました。もの凄く年を重ねた女優(名前を忘れました)さん(夕鶴役をずっとやってきた)でしたが、席がたまたま前の方で、化粧の濃さとそれでも隠せないしわに、ちょっと夕鶴とイメージ違うなあと思ったものです(笑)。きっと同じ頃に名演に入っていたのでしょう。私は芝居ごとにガイドブックを買っていたので、もの凄い数のものがあります。良い記念で見るとその時の芝居と自分の青春が戻って来るようです。

 「屋根の上のバイオリンひき」のビデオがあるのをご存じですか?洋画ですが、やはり森繁のテビエにはかないません。伏見にある劇団四季の劇場での行われるミュージカル、例えばライオンキングにしても、アンコールを何回やるかあらかじめ決められている、その時何をするかまで決まっているわけです。でも、<屋根の上>の時は、十数回のアンコールがあり、その都度工夫をしていました。特に、歌やダンスをしてくれたのは嬉しかったです。役者がそろって頭を下げるだけなのは、能がないですから。ミュージカルはやはり、テーマ曲を観客と一緒に手拍子をつけて歌ってほしいです。そんな意味からも、すばらしい思い出として残っています。

 

 

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