日々の思い

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<h17.1.21>

人生二山説と伊能忠敬 

 今日は冷えます。暖冬だと言われていても寒くなる時は確実に寒くなります。それが日本の四季です。夏や暑く、冬は寒いこと、この自然さが一番です。

 そこで、今日は中年の我々に元気の出る話し、井上ひさし氏の人生二山説について書きます。以前、オブラという雑誌に井上ひさし氏が、伊能忠敬の話を書いていました。伊能忠敬は江戸時代に日本地図を作った人として有名ですが、彼が測量を勉強しだしたのが、50歳の時です。そして、56歳の時日本全国を測量する旅に出て、17年間に3500万歩(地球1周分)を歩いて、あの正確な日本地図を作りました。満足な測量器械のない時代ですから、歩測(人間の歩幅を基準にする測量法)が中心でした。

 井上氏は、人生二山説を唱えています。定年までが第一の人生とすると、その後の残りが第二の人生です。そして、第二の人生にも、山というか輝きが必要だと言っています。人のため、世のために役立っているという意識と、自分が楽しんでいるという意識が両方あって、始めて輝けるのでしょう。伊能忠敬はその代表的な人物です。私も、頑張って輝かねばと思っています。

 

 

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