日々の思い

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<h17.1.22>

A型人間の初デート

   今日は私の初恋の話です。

 彼女は小学校の5年生の時の同級生です。名前をKさんと言いました。頭のいい人で、クラスの副級長をしていました。(彼女とは、5、6そして中学の2,3年と一緒でした。)小柄で可愛く笑顔の素敵な人でした。片思いで、彼女の名前を聞いただけで胸がときめきました。彼女は、中学時代ブラスバンドでクラリネットを吹いていました。全国大会で優勝するなど有名なブラスバンドです。そのため、ことあるごとに集会で演奏を披露してくれたのですが、私は演奏を聴かず、ほとんど彼女の顔ばかり見ていました。普段は見られないのに、このときは堂々と見れますからね(笑)。

 大学に入学が決まった時ラブレターを書いて、ずっと好きだったという告白をし、交際をしてほしいと言いました。彼女からはOKの返信がきたのですが、そこには、意に反して「ずっと尊敬していました。」という言葉が書かれていました。自分としては好きだったと言って欲しかったけど……。まあ、その内自分の力で尊敬を愛に変えてやると、そんなことを思いながら交際に入りました。

 その彼女との初デートは、彼女が以前バイトをしていたという喫茶店でした。その頃は喫茶店など行ったことのない私はどこで待ち合わせてしたら良いかわかりません。そんな私を見かねて彼女が紹介をしてくれました(笑)。

 ここからがA型人間の本領発揮です。一週間前の日曜日に待ち合わせ場所の喫茶店に下見に行きました。店の雰囲気を知っておきたかったからです。

 そこから一緒に歩くデートコース(体育館まで)を下見、その時、何を話しながらいくか、彼女との思い出や話題などを紙に書き、本に挟んで持ってきました。どこの場所にきたら、この話題をと、まるでドラマの脚本のように……。

 でも、結局彼女に逢った瞬間頭にかーと血が上り、胸がドキドキ、やたらにのどが渇き、思考はゼロで、予行練習のようには行きませんでした。

 こんな初デートをするのは私が何も知らない純情な青年だったからでしょうか?それともA型だったからでしょうか?

 

 

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