日々の思い

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丈山苑に行って来ました。

 23日(土)に安城にある丈山苑に行って来ました。

 私は栄の文化センターで俳句と論語を習っているのですが、その論言の先生が丈山苑の中にある、詩仙の間(漢詩の大家を祭ってある)の本を書かれていてそれを16日の日に会員に配ってくださり、簡単な説明がありました。そんなわけで、論語の仲間とさっそく行ってきたわけです。

*************インターネットから調べた丈山苑の資料です。*******

 丈山苑は、三河国碧海郡泉郷(現在の安城市和泉町)出身の江戸時代の文人石川丈山の風雅の精神を体感できる施設です。石川丈山は、徳川家康に仕えましたが、33歳の時に大坂夏の陣で軍令違反となり、武士を捨てることになりました。その後は儒学者となり、京都一乗寺に詩仙堂を開き、詩作を楽しむ悠々自適の生活を送りました。丈山は漢詩人・書家・作庭家であり、煎茶の開祖でもあります。その多岐にわたる才能を発揮し、自由人であった石川丈山の世界を表現した空間が丈山苑です。苑内の中央には、詩仙堂を彷彿させる木造建築の「詩泉閣」が建てられ、「詩仙の間」には丈山の賛、探幽の画と伝えられる三十六詩仙の額(複製)が飾られています。また、詩泉閣の周りには作庭家として丈山の代表作である三庭園をイメージした三種の庭園を配しています。その庭園一帯には10基の漢詩碑が配置してあり、一つひとつ見つけながら漢詩を楽しむこともできます。詩泉閣では呈茶のサービス(有料)を行っています。四季折々の草木と吹く風を感じながら、一服の茶を味わっていただくことで悠々自適に生きた丈山の風流・風雅の世界を堪能していただくことができます。

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 私は生まれが蒲郡です。蒲郡にもいずみ庵(本店が安城の和泉町にあるうどん屋のチェーン店)があり、そこのキャッチフレーズが<丈山の里>でした。これを私は長い間地名だと思いこんでいました(笑)。

 入場料が100円というのが良いですね。大人の癒しの場、隠れたデートスポットですね。

 四季それぞれの花が咲く庭が良いですね。俳句を作りにはもってこいの環境です。これから句づくり行き詰まったら行ってみます(笑)。しだれ桜の花見は終わったけど、これからはツツジが綺麗でしょう。そして、秋の紅葉の見事さは目に見えるようで、ぜひ行ってみたいと思いました。

 数寄屋造りの「詩泉閣」には、いくつかの和室があり、落ち着いた雰囲気を醸し出していました。その全ての開口部が解放され、そこから見事な庭が見られます。その開放感と風通しの良さは、夏の過ごし良さを予感させます。まさに、夏の蒸し暑さに工夫を凝らした、日本の住宅の典型とも言えるものでしょう。

 庭に面する所には広縁があり、庭との一体感を感じさせます。日本住宅の特色とも言える縁側は、外部である庭と内部の部屋との緩衝地帯、これによって、自然との融合をはかっています。環境にやさしい住宅を日本人は無意識に造って来たわけです。西洋では、内と外を完全に遮断する、すなわち自然は敵であるという考え方と大きく違っています。

 縁側に座り、お抹茶を飲みながら眺める庭は格別なもの。白砂の庭が昔行った竜安寺の石庭を思いださせます。贅沢で豊かな時間の使い方です。

 いよいよ、お目当ての詩仙の間です。石川丈山が、中国の漢から唐、宋に至る漢詩人36人を選定しました。詩は丈山が隷書体で書き、肖像画は狩野深幽が書きました。その横20pたて30pの小板が、かもいの上に9枚づつ4面計36枚が掲げられています。漢詩はまだまだ勉強不足、先生の書いた本には日本語訳がのっているので、それを読めば意味がわかるのですが、いつかは漢文のまま読みたいものです。講座の講師である先生は元大学教授で87歳になります。でも、その元気さを見て70歳くらいにしか見えません。その先生は漢文を詩吟のように歌ってくれます。この名調子が楽しみで癖になります(笑)。

 

 

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