日々の思い

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安全神話

  私のGWはカレンダー通りです。前半の3連休はアッという間に終わりました。何をやっていたのかな?図書館で本を読んでいたり、俳句(立夏)を作ったりしていました。家に持ち帰った仕事も少ししたりして、結局どこにも行きませんでした。

 さて後半の3連休は?居間の壁紙のクリーニングと駐車場の屋根の掃除を怖い人から命令されました。それと映画に連れて行けと……(笑)。後は、読書と俳句、持ち帰った仕事少々(笑)です。

 朝ワイドショウを見ていたら、JRの事故のことをやっていました。事故原因の特定はまだできないけど、<運転手が急ブレーキをかけていた><速度108qでカーブに入った><片側の車輪で30mほど走り、転覆した>の3つの事実がはっきりしたと報じていました。これはあきらかに人災です。

 この電車事故や最近の風潮を見て、日本の<安全神話>が崩れつつあるのではないか?いやもう崩れているかもしれないと感じています。最近はやたらと殺人、それも凶悪な殺人が多いですからね。

 <安全神話>というと、「日本人は<安全と水はただ>と思っている」という言葉を思い出します。これは30年くらい前に書かれた、ベストセラー<日本人とユダヤ人>(イザヤベンダサンというユダヤ人の作家)の中の言葉です。

 私の数少ない外国旅行先であるタイに行った時に、外で食事をするたびに、水にお金を要求され、<飲み水>にはお金を払うものだということを知りました。また、外人がわざわざ高いホテルに泊まるのは、安全を買うためだとも聞きました。

 それにしても、JR西日本のトップの体質は問題があります。<くさいものにはふたをせよ>的な隠蔽の体質があります。置き石で脱線疑いがありと、事故直後に会社が記者会見で報告した時からそんな臭いがしました。

 なんとか、自分たちには責任はないと切り抜けたいとの責任逃れの姿勢です。このような会社側の姿勢に批判が出ている中で、この路線の再開を急ぐ会社側に、国土交通省が待ったをかけるという事態になりました。この路線はドル箱路線で、一週間で2億円の収益があるそうです。<安全よりも利益優先>が、はっきりと出ています。そして何よりいけないのは、トップが責任をとらないことです。責任者とは責任をとってなんぼのものです(笑)。<責任感と潔さ>がありません。

 日本人に桜が好まれるのは、散り際の潔さだと思います。短い期間にパット咲いて、惜しまれながらさっと散る。その散り方も桜吹雪となって華麗です。桜のような潔い退きぎわを見たいものです。

 

 

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