日々の思い

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<h17.10.16>

俳句でうれしいことがありました。

 昨日は俳句の日でした。今回の季語は<初時雨>で、こんな句を作って見ました。

 <初時雨 機嫌とる間の 雨宿り>

 時雨とは秋に降るにわか雨のことです。だから、降ったと思うとさっと上がってしまうこともあります。そんな所から「女心と秋の空」にたとえられています。

 この句は、恋人同士がちょっとしたことでけんかをした。そんな時に初時雨があり、あわててどこかの軒先に雨宿りをする。そして、初時雨が上がるまでの間に、仲直りをするというイメージです。彼が必死で彼女の機嫌をとっている姿が目に浮かびませんか(笑)?

 <老眼に なじむ季節や 初時雨>

 これはこのままですね。私は、今年の9月頃から老眼をかけていますがかければかけるほど度が進んで、老眼がなければ近くの文字がみえなくなりました。そして、秋の深まりと共に、老眼鏡をかけている自分に、少しずつなれてきました。

 俳句でうれしいことがありました。

 俳句の教室で、いろいろな市民文化祭へ俳句の投稿をすすめられました。私は11月から始めたばかりで、とても入選は無理だと、出すことにも消極的でしたが、教室の先生の強い進めで参加しました。所が、何かの間違いか、それともよほど運が良かったのか入選をしてしまいました。本人が一番びっくりです(笑)。

 第54回瀬戸市文芸発表会に入選2句

 <五月晴 和尚が語る 父のこと>

 <許すこと 老いて学びし 五月晴>

 名古屋市民文芸祭に入選1句

 <秋立つや 決意のほどに 髪を切る>

 共に10倍くらいの確率です。

 まあ、最初は無心に俳句を作っているから、賞に入ったりするのですが、これから先は、良い句を作ろうという意識が働くので、賞に入るのは難しくなります。何はともあれ、これでこれから先も続けていこうという意欲は沸きました(笑)。

 

 

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