日々の思い

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<h17.10.20>

許すこと 老いて学びし 五月晴れ

  <許すこと 老いて学びし 五月晴れ>

 この句は私は気に入っています。若い時の私は、何かを恐れるかのようにカリカリしていました。ちょっとしたことに腹を立て、ほんの些細なことが許せませんでした。でも、この年になって、どうしても譲れないことや許せないことは、そんなにないことがわかりました。ほとんどのことが許せます。(許すことと怒らないことは別です。また、見て見ぬふりをすることと許すこととも違います) それが、年をとったことの最高のご褒美だと思っています。楽に生きることができるようになりました。

 「サイドウェイ」というカルフォルニアのワインロードをめぐる映画がありました。その中で、「人生は極上のワインのように、そのピークを迎える日まで熟成していき、複雑味を増す。それからはゆっくり坂を下っていくが、ピークを過ぎた味わいも捨てがたい。」という、ワインを人生に例えた言葉がありました。全くその通りだと思います。このことは、我々中年も捨てたものではないと言っているわけです(笑)。ワインのように、味のある中年になれるようにがんばりましょう。

 

 

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