日々の思い
<h17.12.30> |
沖縄旅行(3) |
ひめゆりの塔と記念館の見学をしました。沖縄は太平洋戦争の激戦地であり、多くの民間の人があの戦争の犠牲になりました。また、高速道路を走れば、至る所に米軍基地があり、まだ戦争の後遺症が数多く残っています。 <戦争と平和>を考えさせられました。戦争の悲惨さと、平和の素晴らしさ。そして、いかに自分は恵まれていたかを……。 沖縄の人の持っている差別意識。その中には、本土を守るための犠牲となった沖縄戦。そして、米軍の占領と今なお続く米軍基地があります。さらに、さかのぼって、江戸時代から明治にかけて薩摩藩による、武力侵攻と搾取があるそうです。薩摩藩は、間接統治により、琉球王朝の貿易の上前をはねることで莫大な富を得ました。それが、幕末維新の大きな原動力になったわけです。今、高杉晋作を読んでいるので、そんなことも、首里城を見学しながら考えていました(笑)。 お墓にびっくりです。日本のように、墓石が並んでいるのではなくて、家の形をしたコンクリート製のものです。だから、ひとつ一つの墓が大きく目立ちます。こんな墓は見たことがないので、明治以前は、琉球王国として中国と強いつながりがあったから、中国や韓国などの影響があるのかな?と思って見ていました。 屋根は瓦屋根ですが、全て漆喰で固めてあります。これは、台風などの強風の対策だと思います。オレンジ色の丸い屋根瓦に、白い漆喰が鮮やかでした。 それから、屋根には必ずタンクが置いてあります。それは、慢性的な水不足のため。沖縄は四方を海に囲まれ、大きな山と川がないからいつも水不足だそうです。 沖縄と言えば<シーサー>が有名です。神社の狛犬に似ていますが、沖縄では魔よけです。屋根の右側に口を開けたオスのシーサーが左側には、口を閉じたメスのシーサーがいます。開けた口で幸せを呼び込み、口を閉めて逃がしません。 |