日々の思い

日々の思いの目次へ 

 

<h17.8.27>

容疑者室井慎次を見てきました。

 
 今日の午後<容疑者室井慎次>を見てきました。この映画は、皆さんご存じのとおり『踊る大捜査線』シリーズのスピンオフ企画第2弾です。第1弾は<交渉人 真下正義>でした。

 このスピンオフという言葉ご存じでしたか?私は初めて聞きましたので、さっそくインターネットで検索。

 「スピンオフ」とは、ある企業が社内の1部門を切り離し、1企業として分離独立させることを指すそうです。そこから、人気作品(踊る大捜査線)のサブキャラクターである真下正義や管理官の室井慎次を、分離独立させ、彼らを主人公にした作品のことを言うわけです。

 というわけで、「踊る……」の大ファンなら面白くないわけがありません。私も十分楽しめました。青島刑事を始めとする湾岸署の面々は出てこなかったけど、スリーアミーゴは少しだけ顔を見せて、笑わせてくれました。

 警察官に限らず、仕事をするということは犯罪を犯す危険性があるわけで正しいことをしていればいいという時代ではないと怖くなりました。いつ、誰から訴えられるかわかりません。そこに、正義はお金にはならない、お金のためなら何でもやるという弁護士が出てくると最悪です。映画の中で、その弁護士が言った言葉「我々は法に守られているのではなくて、法に縛られている」これがこの映画の核心部分でもあります。

 正義を貫き通す強い男「室井慎次」の学生時代の純愛が明らかに。彼らしい愛の表現に、涙がぽろぽろ(笑)。もっとそれを早く言えよ!と突っこみたくなりましたが、そこは無口で多くを語らないキャラクターが売りの彼のこと、自分の身がどうなろうと、愛と正義を貫きます。その勇気は格好良いの一言です。

 新宿署の熱血刑事を哀川翔が熱演、良い味だしていました。新城(筧利夫)や沖田(真矢みき)も今回は正義の味方で格好良かったです。真矢みき、ますます好きになりました(笑)。

 警察庁と警視庁という、この違いのよくわからない警察機構の確執出世争いに、彼は巻き込まれた犠牲者なわけですが最後まで<真相は事件の解決の中にある>との、現場主義を貫き、圧力に屈せず、殺人事件の捜査にした勇気は、一本背筋の通った、強い男を感じさせてくれました。

 

 

上に戻る