日々の思い

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<h18.1.27>

新一筆啓上賞


 中日春秋は、新川和江の愛の詩を受けて次のように展開をして行きます。

 今回「愛」をテーマにした福井県丸岡町の日本一小さな物語新一筆啓上賞が発表された。夫婦愛の作品からは多彩な鐘の音が聞こえる

▼大賞の一人は福井県若狭町の北尾陽子さん。

 夫へ「今度、生まれ変われるとしたらスラッとした女らしい、出来(でき)る女に生まれたいわぁ」と送り、

 夫は「何や、今度は俺(おれ)と一緒になりたないんか?」と返した。

 自分の手の届かない女性になってしまうということか、

今のままでいいとの意味か▼

「いずれにしても深い愛を感じる」とは選考委員の作家、

中山千夏さんの評だ。

 

 秀作の一つは抗がん剤の副作用を悲しむ女性の作品。

 夫へ「いよいよ脱毛がはじまった。一週間でクリクリ坊主」と送ると

「生きているだけで丸もうけ。俺も、坊主頭を付合(つきあ)ってやるよ」。

 夫はさらりと言ったとか

 

 

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