日々の思い
<h18.5.13> |
亀田興毅 |
控室で試合前の集中をする彼の姿が印象的でした。自分の言葉で、自分を鼓舞し、戦う意欲をかりたてる心の中での壮絶な戦い。これに勝たなければ相手に勝てるわけがない。ボクシングの戦う前の舌戦は有名、それは自分が一番強いと自分に宣言しているようなものです。 試合はあっけなく2回TKO勝ち。力の差がはっきりと出ていました。これから昇っていくものと、下がって行くもの。攻めと守りの意識の差が勝負を決めていました。 19歳の圧倒的な強さは、巨人の星のような父の指導の下、厳しい練習に裏打ちされた自信のたまものでした。 でも、現世界チャンピオンだとどうかな?今回は必ず勝てる相手との戦いだった、そんな気がするのは私だけ?彼もマスコミによって作られた英雄かも…。 日本人は判官贔屓で、謙虚さを好む国民性。強い時は良いけど、逆風の時はどうなる?彼の強気一辺倒の傲慢な発言は、決して好まれるものではない。いつか、ほりえもんのように、持ち上げるだけ持ち上げて、はしごをはずされる時がくるかも…。そんなことを考えて見ていました。 |