日々の思い

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<h18.10.1>

傘がない
 
 ♪ 都会では自殺する若者が増えている
   今朝来た新聞の片隅に書いていた
   だけども問題は今日の雨 傘がない
   行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ

 井上陽水のこの<傘がない>が流行ったのは1972年(昭和47年)のこと。私は大学の3年生の頃です。時は学生運動華やかりし頃で、ホークソングの絶頂期です。

 このころの朔太郎は、真剣に人生とか、死とか神とか、生きる意味を考えていた時期。そんな時聞いたこの歌、意味がイマイチ理解できませんでした。

 でも、今ならよくわかります。人間とは、人のどんな大きな痛みでも耐えられるけど、自分の痛みは耐えられない。世界のどこかで、飢えに苦しんでいる現状より、自分のことが大事。

 だから、人は生きられると思います。
 

 

 

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