日々の思い

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<h18.11.16>

宮部みゆき

 私は宮部みゆきは数えるほどしか読んだことがありません。読んだ順番は、『火車』『理由』『模倣犯』です。この内一番面白かったのは、火車です。自己破産の物語で、まさしく火の車の話でした(笑)。

 サラ金地獄については、その時代を生きてきたので、実感が沸きます。今のような自己破産が一般的でない時の暗い話です。普通の推理小説と趣を異にしていますね。死体があって、その犯人を追うというのが一般的なのに、その反対側から事件を描いています。

 彼女は、人物の描き方(非常に細かく)や小さなことをうまく使って筋を展開して行くことに長けている気がします。(特に<理由>でそう感じました。)

でも、<理由>は?????でした(笑)。

 模倣犯は原作を読んで、その後の映画も見ました。映画の主演はスマップの中居君ですが、映画の中では、圧倒的な存在感のあったのは、有馬義男役の山崎努でした。
   

 

 

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