日々の思い
<h18.11.21> |
渡辺謙 |
11月18日(土)の朝8時半から9時までワイドショウに渡辺謙がゲスト出演して、『硫黄島からの手紙』の話をしていました。 彼は<ラストサムライ>でハリウッドデビューをしますが、彼のハリウッドデビューは、ラストサムライですが、それはオーディションを受けたそうです。本人は映画もできないので、とても無理と考えていたのですが、熱心に勧めてくれる人がいて、受けたそうです。 その時は片言の英会話しか話せなかったそうです。でも、その後何本かハリウッド映画に出演たびに英語力が増し、今回の映画では、イーストウッド監督に英語で日本側の考え方を伝える程の腕前になったそうです。それは、どうしてか?の質問に彼は<必要だったから>と笑いながら答えていました。 この映画のタイトル<硫黄島からの手紙>は指揮官の栗林中将が妻や子供に送った手紙のことですが、彼はこの手紙を遺族から借りて、毎日寝る前に読んで中将の気持ちを理解しようと努めたそうです。英語といい、このことといい、彼の映画に対するひたむきな姿が見えてきます。 彼には幼い小供がいて、名前をたか子と言います。そこで、たこちゃんという表現が何度もあり、それを渡辺謙が感情を込めて読むと、ぐっとこみ上げてくるものがありました。 この手紙を書いている時だけが、中将が軍人を離れ、夫であり父になることができた時。 硫黄島は名前の通り、硫黄の臭いがきつく、場所によっては生活をして行くには相当な苦痛が伴い、特に地下壕を張り巡らせた地域は、臭いがきつかったと渡辺謙が言っていました。その苦痛を和らげてくれたのが、唯一この手紙だったのでしょう。 |