日々の思い
<h18.11.22> |
クローズアップ現代 |
11月16日(木)午後7時半より、NHKのクローズアップ現代でクリントイーストウッドの特集がありました。その要約を、まとまりがありませんが、ここに書きます。 彼の最新作<父親たちの星条旗>と<硫黄島からの手紙>は、日米双方から見た同じ題材を扱ったの映画で、映画史上初めてお試みだと聞きました。 イーストウッドは、マカロニウエスタンの荒野の用心棒でデビューし、ダーティハリーシリーズでハリウッドに認められました。その後、マディソン郡の橋、ミスティックリバーなどの映画に出演しています。 また、許されざる者」「ミリオンダラーベイビー」で、二度のアカデミー賞の作品賞と監督賞を受賞しています。 許されざるものは、賞金稼ぎが、妻のために一度は足を洗うが、妻が死んだ後、子供と生きるために元の道に戻る、そんな男の苦悩を描いたいました。 今回のインタビューの中で、彼が言いたかったことは二つあったと思います。 一つは、どんな人間も善と悪が共存しているということ。それと、どんな戦争にも英雄はいないということです。 英雄とは作られるもので、そこには必ず国家や権力の思惑が入ります。今回の映画では、戦費調達用の宣伝マンでした。 生き残った3人の英雄が言います。「自分はただ、玉をよけていただけ、本当の英雄は、死んで行った者。」 戦争は、一方が完全に正しく、一方が完全に悪いというものではない。見かけ上は、一方の側に正義があるように見えるけど…。 クリントイーストウッドは、監督、俳優、作曲と映画に関わることを、一人でいろいろなことをやっている。このような例はチャップリンと二人だけである…。 自分は、老いていくことを怖がってはいない。今の生活が楽しいものであれば、自然体で年をとって行けばいい。そして、老いることは人間としてどうすることもできないことである。 |