日々の思い

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 <h18.9.14>

人が会うこと
 
 人間とは不思議な生き物で、あれ程愛を確かめあったのに、しばらく連絡がなかったりすると、いろいろな迷いが生じてきます。

 それは、恋だけかと思っていたら、そうではありません。今読んでいる<真田太平記>にでてくる、大名同士の関係も同じです。

 人間は人間だから、人間関係を避けて生きていくことはできません。快適に生きるとは、この人間関係の良好なものにすることです。それには、やはり直接会って話すことが大事です。

 戦国時代は、今のような情報手段のなかった時代、会うことの重要性は今の比ではありません。秀吉は、家康に会いたいがために、実の妹を離縁させて、家康の正妻にします。

 さらに、それでも会うことに応じない家康に、実の母を人質にして、ようやく会うことができます。

 あの時代は、会うことはすなわち、家来になることを承知すること。いや、それよりもだまし討ちにされて、命がなくなるリスクも大いにあるわけですから、会うことも命がけです。それだけに、会うことの意味は大きいわけです。

 人に会うことの重要さ、それは今の時代も変わりありません。情報化の時代であるだけに、
電話やメールですませずに直接会うことの重要さを痛感します。そんなことを、この小説を読みながら考えていました。
 

 

 

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