日々の思い

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中島常幸

 5月5日の日に、何となくNHKテレビを見ていたら中島常幸が出ていました。彼は言わずとしれた、プロゴルファーの第一人者です。10年も前には、青木、尾崎と並んでビッグ3と言われ、大活躍をしていました。

 なんでも、今は中高年のアイドルと自ら称しているそうで、中高年の女性を中心にして、根強い人気があるそうです。

 彼は、若い時にプロゴルファーとして名を高めたのですが、40代になってから7年間深刻なスランプに陥ったそうです。それは、父親の死が原因。

 それまでは、ゴルフを指導してくれた父に見せるためのゴルフをして来たのに、それができなくなった時、大きな喪失感と挫折感に見舞われ、精神的なショックから手が震えボールが打てなくなったそうです。

 そのスランプから脱することができたのは、ある日、テレビを見ていて、難病の少年が言った「ただ生きるのすばらしいさ」と言う言葉だったそうです。それから、ゴルフのできることの楽しさ、うれしさだけを考えてプレイをすることになり、奇跡の復活となりました。

 私も中島常幸ほどではないですが、この「ただ生きること」の意味をこの頃強く感じます。何にもできない自分に、嫌悪感を感じることがありますがそんなときは、何もしなくてもいい、ただ今日を生きようと思って自分を励ましています。
 

 

 

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