日々の思い

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<h19.11.1>

後の月

常滑市の句会に第2と第4土曜日の午後に通っていますが、
そこで素敵な季語を教えてもらいました
このサークルにも月が大好きで月博士のような方もみえますが
皆さんは、<後の月(のちのつき)>という言葉を知っていますか?

正解は<十三夜>のことです。
今年は10/23日が十三夜で、
晴天に恵まれ綺麗な月を見ることができました。

月と言えば<仲秋の名月>を思いだします。
仲秋の名月は旧暦の8月15日の満月のこと、
旧暦の季節は、7、8、9月が秋なので
8月は秋の真ん中だから仲秋になるわけです。

昔から、8月15日の月見をしたら
9月13日の月見もしなければならない。
しないと<片見月>と言って嫌われたそうです。

この旧暦の9月13日の月が<後の月>である十三夜です。
この満月より二日早い十三夜、<名残の月>とも言われますが、
この月を愛でたのは、日本人的な風流の成せるわざなのでしょう。


それから、<帰り花>という季語。
花とは特に断りがない場合は、桜の花をさします。
桜は春に咲きますが、時々季節外れの時に
少しだけ咲くことがあります。
それを<帰り花>というのだそうです。
これもなかなか情緒のある言葉です。

 

 

 

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