日々の思い

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<h19.7.10>

言っていいことと悪いこと

久間防衛相が「戦争を終わらせるにはアメリカの原爆投下はしかたなかった」との発言が大きな社会問題になり、参議院選挙への影響を考えてついに辞任に追い込まれました。

それと同じくらいの時期に小学校の先生が、6年生の児童の背中に「僕は更衣室をのぞく おバカです」という張り紙をはった事件がありました。この先生は、女子から最近更衣室をのぞかれていると聞いてこの少年を犯人と決めつけ、事実を確かめずにこの張り紙をはってしまい、無実だった少年は半年間不登校になったそうです。うっかりではすまない話です。

この一年も前の話を今になって発表することも不可思議ですが、なにより、それを発表した教育委員会の責任者が新聞記者の「その先生は今も教壇に立っていますか?」の質問に、「もちろん」と答えたことです。この「もちろん」の中に、このくらいのことは教育の世界ではほどではないという本音が隠れている気がします。

久間防衛相とこの教育委員会の話。本音がぽろりとでてしまったもので、本人は悪いとは思っていないわけです。だからといって、言って良いことと悪いことがあり、特にその立場にある人の発言はダメであることを教えてくれました。
 

 

 

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