日々の思い
<h20.1.6> |
霊感商法 |
ヒーリングルームで<あなたの会社は戦国時代の首切り場だった>と 多額のお払い料をとった霊感商法。 これが明るみに出たのは、神奈川県警の現職の警視が 関わっていることからでした。 以前紹介した「アクセス」というラジオ番組で このことを取り上げ、「テレビ番組のヒーリングブームが、 霊感商法に影響を与えているか?」というテーマで放送をされていました。 具体的に言うと、<江原啓之氏のオーラの泉>や <細木数子氏のずばり言うわよ>などのヒーリング番組を通じて、 マスコミが霊の存在を肯定的に流すことで、 世間の人にあたかも霊は存在するかのごとき、印象を与えている。 これが、霊感商法に追い風となっているのではないか? というのがテーマ設定の主旨でした。 番組のコメンテーターである、霊感商法被害者弁護団の弁護士は 「霊の存在という、証明できないものを、 マスコミが一方的かつ断定的に流すのはどうか? 否定する意見や肯定する意見を合わせて流すことが大切である」 と語っていました。 私もこの意見には、なるほどとうなずいたものです。 「霊の存在」、それはあるともないとも言い切れないもの、 その判断はその人が決めるべきことです。 これは、「神の存在」とよく似ています。 あると思えばあるし、ないと思えばない。 古今東西の哲学者、宗教家、知識人が、 その存在を身命を賭して求めて来たけど、 今だにそれはあるともないとも証明されていません。 いや、今後も見つけること、証明することは無理だと思います。 だから、それぞれの人が自分の責任で決めること。 絶対に他人がそれを強制するものではないと思います。 まして、それを金儲けにするなんてとんでもないことです。 人の不幸で金儲けをすることは許されません。 ナイフで脅せば恐喝になるけど、 霊を信じている人にとっては、霊を使うことは、 それと同じことです。 そんなことを思いながら、 インターネットを見ていたら、 <魑魅魍魎退散符>が金52,500円也で売っていました。 どうして、お札が5万円もするの(笑)? |