日々の思い
<h20.2.11> |
風花 凍蝶 |
2/2(土)の常滑句会の兼題は風花と凍蝶でした。 兼題とはあらかじめ季語が出されていて、 句会の時にその季語で句を提出するものです。 風花と凍蝶は、初めて聞きました。 俳句独特の言葉ですが、とても素敵なものです。 風花(かざばな)とは、 冬の青空に舞う雪のことで、 風に舞い散る花のような雪のことを言います。 また、凍蝶(いてちょう)とは、 冬も深まり、寒さのためにあまり動かない蝶のことを言います。 冬の蝶というより、辺りの寒さが厳しく、哀れな蝶の様子が浮かんできます。 凍蝶に自分をなぞらえて、一句。 凍蝶や 酒ゆえ語る 青きこと 凍蝶や いつかたどりし 父の道 凍蝶の いとしさわかる 年となり 凍蝶の 日だまり休み 休みかな 風花は努力をしましたが、気に入った句はできませんでした。 しかし、句会で次の句を見た時 風花や 肩車の子 手をかざす 自分の言いたいことを代わりに言ってくれた句だと思いました。 風花の状況を的確に描いています。 |